児玉 千恵子
あうんの呼吸とアイコンタクト 繊研新聞 FB連続小講座 販売業務におけるパフォーマンス⑭
オリンピックの閉会式で流された、次の開催都市である「パリへの招待」の演出が、芸術的で歓迎の思いがこめられて素敵だった。
一方で、「東京スカパラダイスオーケストラ」(スカパラ)のダイナミックな演奏は、アスリートやボランティアの方々へ、感謝の気持ちを伝えるのにピッタリの楽曲だった。
それらの映像を観て、明日への希望が湧いてきたり、1年半以上も続くコロナ下の厳しい現実を、束の間でも忘れた方々は多いだろう。
パリの映像で、国歌「ラ・マルセイエーズ」を演奏していたのはフランス国立管弦楽団。タクトを振っていた女性指揮者のエレガントな動きに見とれて、パリにかつてのように行きたくなった。
久しぶりに、スカパラのダイナミックなリズムと動きを観た後は、しばし「怠け心」が封印された。
欧米の先進国では、一人ひとりの楽団員(それぞれの楽器のプロ)に対して、アイコンタクトが充分にできない指揮者は、実力に対してプラスアルファの評価が組み込まれないそうだ。
指揮者が正確なタクトを振っているとき、楽団員が、〝ここ一番〟の最高のプレイをしてくれたら、賛辞の「視線」や「目線」がそれぞれに送られると、奏者からの信頼感はさらに強くなり、「音の極み」も高まる。
優秀なマエストロがアイコンタクトに努めるなら、スカパラでは、リード奏者と他の奏者たちとの間に、「あうんの呼吸」が威力を発揮し盛り上がるのだろう。
例えば販売最前線では、・・・(全文は、8/31の繊研新聞紙上を!)
《バックナンバー》
◇ 6/1 販売業務におけるパフォーマンス ①「CSとパフォーマンスの天秤棒」
◇ 6/8 販売業務におけるパフォーマンス ②「服(福)の女神の好物は?」
◇ 6/15 販売業務におけるパフォーマンス ③「目ヂカラと体話&対話」
◇ 6/22 販売業務におけるパフォーマンス ④「たおやかな「おじぎ」」
◇ 6/29 販売業務におけるパフォーマンス ⑤「絶妙な立ち位置と所作」
◇ 7/6 販売業務におけるパフォーマンス ⑥「パフォーマンスカラーとメイク」
◇ 7/13 販売業務におけるパフォーマンス ⑦「それぞれの販売スタイル」
◇ 7/20 販売業務におけるパフォーマンス ⑧「究極のホスピタリティーとサービス」
◇ 7/27 販売業務におけるパフォーマンス ⑨「進化し続ける心・知・技」
◇ 8/3 販売業務におけるパフォーマンス ⑩「エンターティナーと身ぶり学」
◇ 8/10 販売業務におけるパフォーマンス ⑪「おもてなしのビクトリーブーケ」
◇ 8/17 販売業務におけるパフォーマンス ⑫「その姿はキャリアを物語る」
◇ 8/24 販売業務におけるパフォーマンス ⑬「言の葉と会話&歓談力」
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