児玉 千恵子
ここ一番のジャケット FB連続小講座『ボディ&スタイリングフィッター 令和版』⑩
10月にオープンした百貨店(福山市)内のショップ「FUKUYAMA MONO SHOP」へ出向いた。
そちらには「福山デニム」をはじめ衣服・小物雑貨・インテリアグッズ・皮革製品他と、備後地域の企業が製造している商品が展開されている。
まっ先に目に飛びこんできたのは、ヒッコリー生地のアンコンジャケットだった。
「ステキなジャケットねッ、裏地や芯地、肩パットなしの仕立てだから、粋でラフな感じのおしゃれができるわ」と、顔見知りのスタッフに伝えた。
テーラーカラーで一枚仕立てのそれは、晩秋になっても売れていた!
ファッションのカジュアル化が進み、今年は多くの人が「おうちスタイル」に慣れたが、ときには、シャキッと凜々しく見えるおしゃれがしたいケースは少なくない。
ふり返れば80年代~90年代にかけて、百貨店をはじめ、SCや専門店で、「ジャケ・スラ(ジャケットとスラックス)売場」という呼び名が流行ったが、その半数は「ブレ・パン(ブレザーとパンツ)」と呼ぶのがふさわしかったかも…。
ジャケットは、「ビジネス用」と「スポーツタイプ」に大別され、ブレザーやサファリジャケットは後者に入る。
かつて、著名なテーラー職人から、ジャケットは「Vゾーンの開き」と「肩ライン」が命・・・と教えていただいた。
顔や頭の大きい人が、Vゾーンの詰まった背広を着ると、・・・(以下略)・・・(全文は、12/1の繊研新聞紙上を!)
繊研新聞12月1日 FB連続小講座『ボディ&スタイリングフィッター 令和版』連載第10回は、『ここ一番のジャケット』
第1回 9月15日 『フィッター「KAZAGI」をプロデュース』
第2回 9月29日 『3D計測+美意識とバランス感覚』
第3回 10月6日 『着る人をフィーチャーさせるシャツ』
第4回10月13日『モチベーションを高めるスカーフ』
第5回10月20日『服でジョイフル・パワフル・カラフルに!』
第6回10月27日『勇気を縫いこんだ淑女のドレス』
第7回11月10日『いとおしい ファブリック』
第8回11月17日『着手のボディーに伴走する服』
第9回11月24日『パンツスタイルが映える人』
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