児玉 千恵子

2020 27 Oct

勇気を縫いこんだ淑女のドレス FB連続小講座 ボディ&スタイリングフィッター令和版⑥

(C)DOMINANT LIMITED C.KODAMA コロナ禍で延期になっていた結婚式を、秋になって挙げるケースが出てきたと知人(百貨店勤務)から伝え聞き、遠い昔のことを思い出した。
 高校の先輩で医師のE女史は、上質の白い綿ブロードで花嫁衣装を仕立ててもらい、後で白衣に作り直して診療に当たっていた。昨今、市場を牽引しているキーワード「サスティナビリティ」の先駆けのような方だ。
 私はといえば「ボディ&スタイリングフィッター研修」で、赤いシルクシャンタンのドレス(自らが披露宴で着た)をボディに着せて、参加者の方々にお見せしている。
 色合いや生地がダメージを受けていないウン十年前のそれは、教材として今でも役に立っているから、貴重なサンプルだ。
 ドレスの話に戻るが、究極のフィッターを目ざしたい方におすすめの映画がある。それは『ファントム・スレッド』(第80回アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞)。2年前(日本公開のとき)すでに映画館で観たが、今でもプライムビデオなどで鑑賞できる。
 主人公の天才的な「仕立屋」レイノルズの一挙一動に、フィッターとしての「使命」と「」「心得」を学べる。・・・主演の「ダニエル・デイ・ルイス」は、映画のクランクイン前に1年間、ニューヨークの裁縫師のもとで修業を積んだという。
 ウェイトレスだった「アルマ」をミューズとして迎え入れ、彼女の身体に布を当てながら、立体裁断でドレスを仕上ていくシーンは圧巻だ。
・・・(以下略)・・・(全文は、10/27の繊研新聞紙上を!)

 繊研新聞10月27日 FB連続小講座ボディ&スタイリングフィッター 令和版』連載第6回は、『勇気を縫いこんだ淑女のドレス』。

第1回 9月15日 『フィッター「KAZAGI」をプロデュース』 
第2回 9月29日 『3D計測+美意識とバランス感覚
第3回 10月6日 『着る人をフィーチャーさせるシャツ
第4回10月13日『モチベーションを高めるスカーフ
第5回10月20日『服でジョイフル・パワフル・カラフルに!
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
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