生地 雅之

2018 28 May

店頭リサーチ⑯

先日店頭リサーチをしました。小職の目線による下記の印象を纏めましたので、ご一読下さい。

 

156.MUJI北花田店

無印良品がイオンモール北花田店に食品を大きく展開した店を出店しました。

通路も鼻広く、価格も地域に併せた価格でそれなりなモノでした。

カラーも無印の基本のワインカラーのみでなく、過去に一部使用していたグレイと白木も併用し、いままでのイメージから変化しようとしているように見受けられました。

 

ただ、カテゴリー表示や価格表示が、統一カラーで見難く、カテゴリー毎に色を変える事による売場内エリア認知度の利用までは実施していなく、人間が一番把握しやすいカラーではなく、字を読ませる手法のままであり、残念です。お客様は入ってくる時に既にMUJIのお店とは認識しているので、中での変化は大丈夫なのですが、、

 

それよりも、館のリニューアルも同時にされており、MUJIのリニューアルに引きずられてか、全館MUJIの新カラーのグレイと白木をメインにしており、全館がMUJIになったように感じたのは小職だけなのでしょうか?軒先を貸して母屋を取られる事は往々にしてあるのです。過日のコラボレーションと同様です。これはそうならなければ良いのですが、、

 

157.西宮ガーデンズ

流石に顧客層のレベルが高い館であり、OPEN当初よりセンスのあるお店が存続しています。ただ、OPEN当初よりトイレの表示の色が男女の形のみ違えているだけで、カラーは同色であり、近くまで行かないと男女が判り難いのは変更されていません。お客様の視線での売場の見直しができればもっと楽に売上向上に繋がり易いのですが、、残念です。

 

158.イオンモール茨木店

元マイカルであったこの店は、イオンモールにリニューアルされ、イ―トイン等の食を増加しているように見受けられますが、当初のOPEN当時に比べ、大味になっていることは否めません、コトを増やす事が主軸になっており、その前に「お客様の必要な」という言葉が欠落しているように見受けられます。

 

過日のリサーチ・コメントの上野パルコヤ同様、コト面積何割というように集積する事がメインに見えて、モノ消費とのバランス(このお客様のモノはこれならコトならこれがのようなグレード&テイスト併せ)が取れていないように映っています。来店客はこの地域のみなので買い回りが弱く、勿体ないです。

 

159.グランフロント大阪

いつまで経っても、昼食難民の館であり、モノやコト提案がビジネスになっていないと見えます。前年よりは売上が多少伸びても。梅田の一等地では採算が合うのでしょうか?ルクア1100がルクアとの差別化の為に、お客様を見逃していた事と同様になっているように見受けられます。

差別化がメインではなく、自社・自店のお客様に適した品揃えと売場構築、接客ができれば隣のお店と同じでも売上は十分に確保できるのです。要はショップ・ブランディングが出来ているか否かなのです。

 

是非とも、健全なる売上・利益拡大に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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