生地 雅之

2025 10 Mar

フレスポ

大和リースが展開するネイバーフッド型商業施設で、数多く(全国110店舗)展開しているFRENDLY.・SPOTの略らしいです。
東京都下や近郊にも八潮、若葉台、小田原等があり、見てきましたが、アクロスモールと大して違わなく、すべて今一の施設でした。

小田原は元小田原西武のあったダイドーの敷地にできたダイナシティの近くであり、ダイナシティから先のバスの本数も少なく、訪問するに苦労する場所でした。
テナントも中央の大きなららぽーとやイオンモールにも入居しないような弱小テナントであり、ネイバーフッドと称しているがあっている(そのまま)なのです。

八潮は駅そばにあり、好立地なのですが、駅下に最近TXアベニューと名付けられた商業施設ができ、ここ(TXアベニュー)も今一ではあるのですが、立地(駅に近い)だけなので今後苦しむでしょう。当然フレスポも。
これからの商業施設は装置産業でもありますが、立地産業でもあり、鉄道の主要駅が作る商業施設に負けていく事になるでしょう。

若葉台(京王線の橋本の数駅手前=快速や急行が止まらない)も駅そばではあるものの駅北左側が最初にできたのか、右側にEASTと名付けられた別棟があるのです。多層階ながら殆ど駐車場であり、テナントが少なく、古い方が食品スーパーがあるので多少は入ってはいます(他の食品スーパーと比べたら全然駄目)が、夕方の食品買物の時間でさえ閑散としています。

この駅北側は行政の土地みたいで、民間に貸しているようで、様々な企業が出店しているのです。家賃が安いからなのか。
行政は少しは実入りがあるので安く貸しているようで入居するテナントも家賃が安いからなのか儲けようとガツガツした貪欲性が見えません。

この程度では大半首都圏に出られ、苦しい状態が続くものと思われます。
所沢はオーバースペースで食い合いは否めない場所もあるのに、食い合いどころか特徴のない(地域密着は当然ですが、ディリーの買い回りができないと)商業施設は今後、埋没することでしょう。中央の大手が小さい商圏まで手を出しだすと、マーケティングノウハウの差で今後立ち行かなると思われるのです。
鉄道が地の利を生かした立地で攻勢を掛ければ一溜りもないでしょう。

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
弊社へのご連絡は、HOME-PAGEのお問合わせより、お願いします。

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