生地 雅之
所沢エリア
1月中旬に表題のエリアに行ってきました。東京デリカ(グランサック)がモノPLUSと称したキャラクター商品を中心に出店したお店なのです。
東京デリカは業界の大手バッグメーカーのショップであり、かなりの店舗数を誇っています。差別化しようとしているのか(不要と思われる)不明ですが、様々な商業施設に出店しています。
この企業はPB比率が低く、SPA業態をめざしているのではないようで、店長の裁量で仕入れが発生しており、売れないものはPBでも仕入れない方針と聞いたことがあるのです、
ビジネスとしては正解で、企業の企画が売れるPBを開発できていないのでしょう
「本部で開発したPBを無理やり〇〇%仕入れろ」とか指示してPB比率を上げても、「店頭で売れなければ」企業は経営を維持できないので。
その店(デベロッパーは駅からのペデストリアンデッキで繋がっている2Fをメインに考えているらしくその通りではできていないようですが、2Fの奥にある)を見に行ってきたのですが、売場は推しの商品はたくさん並んでいるのですが、テースト軸の区分ができていなく、残念だったのです。カタログもメインのSAC`S BARは売りたい商品の羅列ですが、ecuvo,というカタログは編集者のレベルが高いのか企画責任者の指示が明確なのかは不明ですが、ブランドの特徴が的確に表現できているように映ります。このレベルで売場ができればお客様にとっても満足でしょうが?PBの開発も含め、自社・自店の顧客マーケティングが甘いのでしょう。
話を戻して、表題の所沢は昨年10月14日記載のこのブログに記載のようにこのエリアは「百貨店不要」のエリアだけではなく、オーバーキャパなのです。駅にはグランエミオ(エミテラスと同様の西武系)があり、駅の改札のある2Fからペデストリアンデッキが繋がっているワルツ(所沢西武)に2Fのメインの入口を通り抜け、西武の後ろに出来た商業施設(エミテラス~駅からは西武の陰に隠れて見えない)なのです。また、駅からのデストリアンデッキは西武に入る前に右側にも迂回通路(西武が閉まっている時にエミテラスに入れるようにか?)が繋がっており、西武が」営業している時は誰も通っていないのです。またそのペデストリアンデッキの繋がっているエミテラス側の先は別棟の住友不動産等の物販ではなく、テナント側の理由か18時前でドアが閉鎖され、入館できなくなっていました。
駅のグランエミオも集客力が鈍り、オーバーキャパで食い合ってどんどん寂れているように映ります、駅の西口南側はメインの道路である(車は渋滞)にも関わらず、南側はパチンコ屋がある程度で活性化もしていません。また、駅の東側に隣接した商業施設ができるようだったのですが、まだでした。また、駅の東口は北側にガーデンシティと称したビルにパチンコ屋が陣取り、横には綺麗なビルの有料駐輪場ができており、殆ど利用されていないようでした。南側にはマンションが乱立しており、住むには良い立地なのでしょうが、買い物はこのエリアでは満足できずに外に出て行っているのか、仕事帰りにそのエリアで済ませているのか?マンションを買ったばかりでは可処分所得が低く、購買には適していないエリアは他地区で散見されています。
エミテラスはできて1年足らずなのに、2Fの吹き抜けの場所は閑散としており、大きなサイネージが寂しく映像wpうつしていました、広い前にはテーブルとイスのセット側鵜かあり、皆さんPCを開けて仕事している無料の休憩場所のようでした。
また、1Fの食品スーパーのサミットも閑散としており、通常なら食品スーパーは潤っているのもです。横のフードコート(最近=ここ20年以上は3Fなどの上層階にあり、古い施設なら1Fに)はカップル用の2人席が多く、確かにファミリーなら2つ引っ付ければ大乗なのですが、最初から既に想定が若いカップル対象か?マーケティング不足が歴然と表明されているようです。
同様に最近このブログ等に記載のイトーヨーカドーとアダストリアとの衣料品コラボの「FOUND・GOOD」もアダストリアの社長自ら予算未達成と「食品売場来店の30~40歳のお客様を衣料品売場に」というIYのマーケティングを信じてやってきた商品企画が間違っていた(多勢は50~60歳)と気づき、修正するとのコメントを述べています。
これもタ-ゲット・マーケティングの不備以外の何物でもないのです。
このように自社・自店に来店・購買されている人(お金を出して買って頂いている人こそお客様)の声を聴かずに、商品を企画・開発することの無駄を徹底排除していただきたいものです。百貨店の外商(インバウンド)の次はリスクを張ったPB顔発・展開しかないと思われるのです。「リスクのあるところに利益がある」のですから、他にあるのならやって預きたいものです。
百貨店の外商(インバウンド)の次はリスクを張ったPB顔発・展開しかないと思われるのです。「リスクのあるところに利益がある」のですから、他にあるのならやって預きたいものです。昨今は富裕層の次世代を狙う百貨店も増加していますが、果たしてその顧客がいらっしゃるのか?米国や中国とは異なり、日本は再起不能な世界(ガラバゴス)であり、一生で一回失敗すると再起不能なマーケットなので、現在の富裕層(60~70歳代)の脛を齧っている層であり、塊にはなっていないのです。他国では自治機で稼いだお金を自分で使える市場なので、地に足を付けた使い方をできているのですから、大きく異なるのです。
徐々に2極化は広がりつつはありますが、まだまだ3極化からは脱し切れていません。
百貨店で過去に売れていた中産階級ファッションの23区や五大陸等は百貨店では売れてはいませんが、生産しているアパレルは倒産もしていないのです。百貨店では売れてはいないのですが、他で売れているのです。マーケット(売る場所)が変化しているだけなのです。アパレルは生存をかけて真剣にマーケティングしているのです。
インバウンドの追随から脱すべきであり、高単価品の次は百貨店業界の方は懸念されてはいるものの誰一人「答え」を見出せてもいないのです。今までリスクヘッジでここまできたので、リスクヘッジしたままで生存したい気持ちは判らないでいないですが?
三越伊勢丹の書き込みにこの魚イなコメントがありました。
「はよ3000円。いや2800円でもいい。
よく考えれば、超円安で買いあさる外国人。それを頼りにしてる日本は情けない。
もうすぐ春節で中国人が押しかけてくる。
もういいよ。かつての東南アジア後進国並になった日本。」
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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