生地 雅之
オフプライスショップ
昨年より、ワールドが出店していますアンドブリッジの西大宮店、浅草ロックス店、相模原店(ニトリモール内)、ビバホーム蕨錦町店と、ゲオのラックラックの港北コーナン店、PARCO新所沢店、ミーナ町田店、ミーナ津田沼店をリサーチしてきました。次いでにブックオフのアパレルの中古販売店のブックオフプラス(町田店、古淵店)も、
何これ!ただただアパレルのブランドの残品をパッキングケース買い(良くバッタ屋が買うように目方で1ケース1000円程度)て、1枚当たり10倍の価格を付けて売っているようなレベルです。古本と同様に販売価格は買い取り価格の約10倍位の値段です。
店内もコストが掛けられないので、倉庫のような状態に如何にも安い什器(棚やパイプ)を並べ、意図もなく雑然と並んでいます。まだ&ブリッジは店内にJAZZを流して大人っぽくしていると表明していますが、既に[やよい軒]でさえJAZZくらいは流しています。とても見られたものではありません。商品は如何に高く見せ、実は安いという表現が欠かせないのに、如何に高い商品を安く見せると言った見せ方なので、ビジネスには覚束ないのです。
ブランドはラグジュアリーがそう集まらないので、ラックラックでは殆どSCやFBブランドであり、ナノユニバース等が良い方です。また&ブリッジでは少しはましなのですが、マルニのTシャツが9500円等、少しはましなブランドはあるのですが、昨年の西大宮店の立ち上がり時期に比べどんどんブランド商品が集まらない状況の様です。このような店は元価格からのOFF率表記よりも、ユニクロのようなセール価格表記にしないと、
ラグジュアリーブランドを購入される方は、このような作りの店で購入はされなく、ラグジュアリーブランドを着ているだけでなく、何処で購入したかも意識されているのです。やはりまともな展開の百貨店や直営店に行かれるので、ビジネスにはなりえないでしょう。また、このような郊外店近郊にはどの位のブランドファンが存在していると考えているのでしょうか?全くビジネスにはなり得ないでしょう。もっと真剣にビジネスモデルを考えて頂きたいものです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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