マサ 佐藤

2018 27 Nov

「気づき」と「やる気」

★たまには自分の仕事のことを...。

今回のブログは、自分の仕事でも気軽に綴ってみたいと思う。

 

「マサ佐藤」というリングネーム?ペンネーム?もだいぶ浸透してきたのか?最近MDに関する講義依頼も少しずつ増えている。

自分は講義するときには、クライアントの反応を見ながら同じ内容でも、実務として実感してもらえるよう喋るようにしているが、これがまた難しい。とくに学生相手の講義は言葉一つ選ぶのにも事前の準備と、反応をみてからのアドリブが必要になる。

 

★講義をすると、受講者が「気づく...。」ことがある??

講義を進めていくと、受講者は「あれ?自分のところと何か違うな??」「売上・粗利・在庫を繋げてみる??」「原価率は意識していたけど、粗利率意識したことなんてなかった??」「余る在庫のことを初期想定しておく??」

等様々な反動があり、すると「自分たちのショップの数字も一度こうして見てみようか?」「夏物だいぶあまりそうや!なんとかせねば!!」などの、実務者が「気づいてしまう!」ことが多々ある。

 

この「気づき」ということは、実は一番小売業の仕事。とくに発注権限のあるMDの仕事に従事する上で重要なことだ。

「気づき」が早ければ早いほど、修正する時間も早くなる。そして、「気づく」には何よりも顧客の立場に立つことが重要だ!ということにも気づけ、このことが理解できれば、(皆さんの)仕事の質も変わっていくことだろう。

 

話は戻り、講義が終わり自分たちだけで、MD改善の問題点を気づき、自分たちでその問題点を解決することができれば、自分はそれが一番良いと思っている。しかし、時には改善の力を貸してほしいということも多々あるので、そのときはなるべく自分たちで自分たちの問題が具体的に抽出できるよう意識してもらうようにしている。

すると?(組織の今ある問題点と改善方法を)自分たちで考えるようになり、自分が思いもつかない手段なんかをクライアントが産み出すことも多い。そのことによって、組織の上層部・幹部ではない実務者に自分たちの仕事に対する「やる気」が産まれるようになってくる。

★実務者に「やる気」を感じさせなければ改善などうまくいかない。

実はこの「やる気」という意識が、組織の改善・改革をはかるには一番重要なことである。特に実務者に「やる気」がないと

その組織の改革などうまくいく筈もない。

 

かつて私も経験したことであるが、この業界の常として、組織が問題点を多く抱え改革・改善が必要になったとき、その多くは組織の上層部や外部の人の力で行おうとする。

しかしながら、ときに浸透しない横文字を多発した指示を帳票や、目的や本質から物事をスタートをしない思考。ある筈のない「絶対的手法・手段」に拘ったやり方は、実際、その改善・改革の表舞台に立たされる実務者をシラケさせてしまう。

要は、実務者のシラケさせ、(実務者の)理解なき改善・改革などはうまくいかないということである。

 

今。この瞬間。改革・改善が必要があると、もし皆さんがそのような状況に置かれていたならば、実務者の「気づき」「やる気」を意識してみたらいかがだろうか?そうするだけでも、浸透しない横文字だけの改革よりもよっぽど良い成果が得られるかもしれない。

 

そして私の仕事は、今後も上述した実務者の「気づき」「やる気」を促し、困っている、成長しようとしている人・組織の役に立つのが目的だ。

 

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