マサ 佐藤

2018 11 Dec

精神安定剤が好きな業界??

★潮流に乗り遅れると不安になる??

現在私は45歳になりますが、当然のことながら20代30代の人たちとは育ってきた環境が違います。特に私は相も変わらずのアナログ男なので、若い人が興味のあるようなことには興味がありませんし、ある意味、世間の潮流とは無縁の時代遅れの男ということになります。

 

しかしながら、流石にアナログ人間の私でさえiPhoneを駆使し情報を得ていますし、Amazon等ネットショップも利用します。本当に便利なものは、「潮流」としてではなく、やがて「定着」していくものです。

 

★この業界は潮流によく流されがち??

当然のことながら、アパレル小売業にも「潮流」があります。ファッションにトレンドが欠かせないものなのですから当然のこと言えますが、服のデザイン以外にもその時々の「潮流」というものがあります。

 

例えば、MD関連で言えば10数年前?は、52週MD。プロパー消化率。ABC分析。自社製造商品の拡充(SPA化)。商品のQR対応等がありました。

そのようなことが世間やマスコミ等で盛んに叫ばれると、この業界のどの組織も「世間の潮流に乗り遅れるな!!」とそのことを導入したがります。

 

しかしながら、よくよく考えてみると、組織によってはそのようなことが合わないにも関わらず、「潮流に流され」導入はしたが、何も効果が得られない。むしろ「仕事のための仕事」を増やしただけで、売上アップには繋がらない!なんて光景をよく見かけます。

(商品の自社生産?化は業態によっては定着しているが...。)

 

また、昨今よく言われる”ECの売上構成アップ”などという話もこの類の話です。

昨今の技術革新でインターネットが更に利便性を増し、ECの販売強化が謳われるようになりました。このことに何も疑問の余地もありませんし、今後ますます業界のECの売上構成は上がっていくことだと思います。

しかしながら、ECの売上構成比が高いからと言ってその組織が素晴らしいとは限りませんし、ECの売上構成が上がっても組織全体の売上が下がってしまったら、何も意味がありません。

 

ECはお客様に商品を購入して頂く、販売チャネルの一つであって、お客様に商品を購入して頂くということは本質はどんな時代も不変なものです。

上っ面のEC強化をしただけでは何も意味がありませんし、EC含めた販売面。商品そのもの強化等のMD面。その組織のブランド・ショップを知ってもらうPR面を同時に強化しなければなりませんし、その手段としてその時々の「潮流」を活用。またその手段が古くなれば、手段を必要に応じて変化させる気概を持たねばなりません。

 

また、安易に今の旬の芸能人を利用したブランド・ショップを立ち上げたり、また過去の栄光。肩書だけで人を判断し起用すれば「すぐに売れる!!」と未だに勘違いしている人が多いのもこの業界の常です。

★精神安定剤を求めても自分たちの組織に合わなければ高い代償を払うことになる。

では何故上記のような「時代の潮流」に乗り遅れるな!ということがこの業界で多く見られるのかといいますと?

それは「世間の潮流に乗り遅れると売れなくなる。」という心理が働き、その恐さを軽減するために、世間の潮流という名の「精神安定剤」を飲めば安心だ!と信じ安心したいからということです。

 

先述したように、「潮流」で産まれたもの中からにも「定着」するものがあります。しかしながら、まずは世間の潮流に流される前に、顧客を獲得する。(商品・サービスを提供することで)顧客に喜ばれることという小売業本来の目的を立ち止まって深く考え、本当に必要な「潮流」出てきた新しい手段を見極め、取捨選択する目をもつ。このことがこの業界が実践すべきことなのではないでしょうか?

ファッションMD講義。マネジメント講義「正羽村塾」企業・個人問わず、受講受けつけております。ご興味のある方は下記リンクをクリックしてください。

http://www.msmd.jp

私の記事はfacebookでもご覧いただけます。気軽にフォロー・友人申請してください。

https://www.facebook.com/masafumi.sato.777

この度はブログをご覧頂きありがとうございます。次回もどうぞよろしくお願い致します。