生地 雅之
値上げ力‐3
最近もまだ値上げが続いています。NBどころかPBも追随しているのか「これでもか」という位激しいのです。
前回の「値上げ力」にも記載のように、価値と価格のバランスが取れていれば大きな問題ではないのですが、中々その見極めがついていないようです。
NBでいうと、ガーナチョコレートの板チョコがイオン(そこらのイオン食品スーパー)では149円(税別)ですが、同じ店のイオンの横にある「お菓子のまちおか」(テナント)では139円(税別)であり、その他のイオンでも129円(税別)を見つけ、ドンキホーテでは100円(すべて税別)でした。イオン系(まいばすけっと等)でも地域(企業)によって展開商品や価格も異なり、不信感は否めないのです。メーカーの値上げを抑えきれないとのコメントも出るのですが、同じ系列の企業での価格の差は何なのでしょうか?大量仕入れしていて、安いのは判るのですが、配送経費による仕入れ価格(コスト)の差(近くに倉庫や工場があれば)は当然出るでしょうが?
また、いつも購入しているイオン(そこらの食品スーパー=イオン)ですが、粒あんの牡丹餅が258円(税別)で販売しているのに、先日は278円に、最近行ったイオンモール土浦で(テナントのイオンリーテールの食品スーパー)は同じものもなく、ニアリーでの福餅というネーミングで赤福餅のコピー版(餅は大きく、漉し餡の量が赤福よりも少ないがほぼ同量で198円(税別)で販売していたので、試しに買ってみました。粒餡よりも漉し餡の方が1手間掛かっていて高い筈なのに、阪神製菓という本社神のっ企業が販売していたのです。粒餡よりも美味だったのです。工場が土浦に近いのかが不明ですが、後ほど調べてみようと思っていますが、
この例はNBですが、GMSでもPBの追随値上げが止まりません。パッケージの色柄を変えただけで約20%以上も値上げし、一般的には質よりも価格を追う人も当然多く、これからもどんどん売上確保が厳しなっていく事でしょう。購入した商品が次の日には20%程度の値上げされている実情を見ると、カメラを設置して監視・調査されているように見えるのです。暫く購入しないと元の価格に戻るのでその時点で購入するとまた次の日が値上げされているのです。鼬ごっこなのです。
しかし他店に出向いて購入する時間も手間も掛けない経費を勘案して購入を続けているとここまでの値上げは我慢できる範疇でしたが、限界を越してきているのです。
値上げをする力はブランディング化であり、セブンイレブンの「金のシリーズ」などは高くても美味であり購入し続けているのです。質がここまで高いと価格の高さも納得するのです。
衣料品などのNBはどこも同じ価格での展開で安心感があるのですが、PBは各社同じ商品はないのです。
どこかのスーパーマーケット協会のPBの「安かろう、悪かろう」の商品をそこの専務理事が2年間で「安かろう、良かろう」にしようと試みたのですが、出来ませんでした。ブランディングが伴わないPBの末路を見るようでした。勿論誰が決めたのか「PBは安い方が」なのですが、別に高くても価値と価格のバランスが伴えば高くても売れるのですが、上記のように「安い方が数が売れる」ので、ロットが多くなり利益確保ができるコスト低減での量産が可能なのです。
このようにブランディングが伴っているのか、上手く育てられているのか?であれば、価格は通るのです。「値上げ力」とはお客様が納得しての話であり、ブランディングをしない(無視)のであれば、安い以外には道はないのです。日本のEDLPはハイ&ローのローよりも下回らないと勝てないのです。WALMARTの傘下の西友の歩みやOKの現在を見ても一目瞭然なのです。値上げ力がある方が企業としても力を感じるのですが、抑える力も併せ持ち、価格を上げるブランド力が伴えば価格をコントロールできるのですから、
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中で自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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