生地 雅之
新規事業が育たない-5
1月下旬と3月中旬に2回も常盤平駅前のセブンイレブンに行ってきました。この店はセブンイレブンの実験店舗扱いで、LOFTや本舗の雑貨を展開しており、ンま野菜等もあります。イトーヨカドーとアダストリアのコラボの「FOUND・GOOD」の雑貨を展開したりしていたのです。1回目にはあったのが売れていないのか、2回目に行った時は既にアダストリアのアンド・エスティに変わっていました。2回ともセブンイレブンが店内調理のラーメン(3種)を展開したとの事で、食しに行ったのです。近くのセブンイレブン(八柱店、新鎌ヶ谷店、新津田沼店、津田沼北口店等)に聞いたのですが、どの店もそのこと自体を知らないのです。この店の店員も導入前にも知らなかったのです、(過去のブログ参照
結果は3種すべて680円(税込み)であり、ビニールっぽいパックに入った麺をレジ内のレンジで2分チンするだけの話なのです。店内で茹でる事はないようなのです。パックの上の表面にはお店で仕上げたゆで醤油ラーメンとの記載はあるのですが、どこから見ても倉庫から運んだようなのです。使用期限は賞味期限の1日前との記載があり、賞味期限は2025年12月1日(約1年)もあるのです。パックの上面のシールは機械でしかでできないレベルであり、店内にそのような機械があるとは見えませんでした。
誰が見ても店内調理しているとは見えないのです、レンジで2分チンすることが調理ならば、いままで「弁当等を温めますか?」等は調理ではないのでしょうか?
口コミを見ると、コンビニでは高いとのコメントと、近場にラーメン屋がないので便利との2分した意見があり、小職は500円以下の価格のラーメン屋よりは味はましなのですが、
容器が使い捨てプラであり、紙ナプキンもない、食べ残しを捨てる場所もなのイートイン(この店は2F)で食することには抵抗がありました。
また、持ち帰りなら630円+8%の消費税で、680円なのですが、店内で食するなら消費税10%に693円であるべきです。そこはどうなっているのか?セブンイレブンのことなので、当然分かったうえで値決めしているのでしょうが、店内調理と謡っていますが、実はそうでないのでは?表記は如何に?また、過去に某スパーマーケット協会の専務理事の方が、北海道のセイコーマートが店内調理で売りだした時に、保健所が査察に入ったら全滅と言われていましたが、ここは大丈夫なのでしょうか?
そして上記の他店店員がこの店でそういう事をやっている事を全く知らないことは経営上問題ないのでしょうか?企業が縦割り行政であり、社員は自分の与えられた業務のみ知って入ればよいとの発想なのでしょう。この方針は別に法律違反でもなく、問題ではないのですが、この点はいかがなものか?他社にも往々にしてあることなのですが、
カリスマTOPが退任してから、この企業の迷走ぶりには何の関係もなければよいのですが。
2.そごう千葉店
過去に地下の食品売場の一角(隅っこの)OMOの売り場ができていましたが、売上が悪いのか別の売場が出来ていました。その横にはSERIAもテナントとして入居しており、ヨドバシに買われてからどんどんと百貨店らしさ(何が百貨店らしいにかは別にして)がなくなってきています。今までの百貨店らしさが今後も継続するとは思えませんが、池袋西武の改装中の地下の食品売り場の出口にミセスの衣料品のパイプが並んでいるのはヨドバシがやっているとの事ですが、それを今までのそごう・西武の百貨店が止められないのは買われた側は何も言えないからなのです。入口にはそごうの看板の上にヨドバシの看板(二重看板)ができていました。
そごう千葉店のJR側の現在は平地の駐車場内には見すぼらしい食堂ができており、これもヨドバシというのでしょうか?大阪京橋の駅傍のふらり京橋(イオン)と何ら変わりがないのです。ヨドバシは西武プリンスホテル同様に建物はヨドバシに買われ、(プリンス・ホテルはファウンドに買われたのですが)運営権だけを西武ホテルがやっているように、ヨドバシは建物を買ったようなのですが、運営は出きないので元そごう。西武の人間に任しているのです。意見は強いのでしょうが。プリンスホテルの買われた上ばかり見ている馬鹿ではないでしょうが?
この様に新規事業がやって1年もたたないのに変更されているのはいかがなものか?
勿論儲からないのは気が付いた段階での即撤退・修正は当然なのですが、やる前から見えていないのは問題ではないでしょうか?世界単店売上TOPの北京もSKP等は最初からECには手を出しておらず、自分の顧客は北京在住の富裕層と割り切ったビジネスをしているようなのです。これだけで今後のビジネスが上手く行く保証はないのですが。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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