生地 雅之

2020 27 Apr

三陽商会・応援宣言=2

過日発表されました再生プランの内容は素晴らしいものです。

アパレル業界でもこれだけの方向性を示される方はそういません。

小職(前職=営業利益率20%台をキープしていた一部上場のアパレル取締役)から見ても、

素晴らしいの一言なのです

 

まずは既存事業の改善からなのです。

既存事業の再生もできない企業に、新規事業がまともに育てられるコトがないからなのです。

また、業界紙による人事異動の内部リークも盛んなのですが、その辺りはマスコミに任せて、

結果が出れば良いのですから、

 

また、甘いとの評価ですが、小職から見て甘い部分は2年目の売上なのです。

1年目でこれだけの事が出来れば、それなりなのですが、

昨今の企業の決算発表を見ても、2年目にはほとんど修正されているのです。

1年目が出来れば上等なのです。各社当期でさえ締めた後の下方修正も恒常化しています。

 

その1年目もコロナの影響を二段構えで予測しての計画であり、それもそれなりなのです。

但し、このプランを作成された時期の読みですので、刻々とコロナの状況は変化していますので、

走りながらの見直しも必要でしょう。自社のみではなく、主要マーケットの百貨店の将来も見通して、

百貨店協会によると4月上旬の売上が前年比35%との事でしたので、大きく変貌してきます。

 

また、他アパレルを含め、新ブランド開発も既存ブランドの現在までの立ち位置までに、

どれだけの時間と経費を費やしてきたのでしょう。

そう簡単には育てられない事は認識できていた筈なのです。

 

また、EC事業やオーダー事業も打ち出の小槌と思われているようですが、

各社は先行投資の回収もままならなく、ほとんど累積の黒字化までには到達出来ていません。

この様な現状の中での再生は「改革」どころか「改善」から入るべきなのです。

改善もできないでの改革などは不可能であり、時間と経費の無駄遣いなのです。

 

今回の再生プランは内部の案ではなく、次期社長の書ける可能な範囲の案なのです。

素晴らしいものです。社内の案が大甘であったのでしょう。

現社長もこの案に追随したのでしょう。

よって、今回の人事異動(社長交代)の発表がなされたのでしょう。

 

問題は「この施策を実行できるか否か?」なのです。

旗振りは次期社長でも、現在の社内にこの方向性を理解し、

実行できる現場が存在しているのでしょうか?

ここが課題なのです。「旗振れど踊らず」にならない事を祈るのみです。

しかし、次期TOPの考え方が正しいので、第一歩(方向性)は大丈夫でしょう。

 

また、経営面には課題を残しています。モノ言う株主の存在も大きく、その対策も重要です。

よって、今後は次期社長の出身商社やアパレルとの関係性も絡んでくる要素があるかも、、

先週末に決算発表日時がHOME-PAGEに掲載され、

併せて大株主からの提案もなされたことが表記されました。

 

内容は従前のごとく新取締役提案なのです。

次期社長がその中に取締役として入っているという事は、株主も再生プランは持っていなく、

この内容に乗ったと言えるでしょう。

上記のように実務面(現場)は実行できれば上記の方が最適と思えますが、

 

果たしてガバナンス部分については、どちらとも言えない(既存メンバーでできるなら今までも)ように

映るのは小職のみでしょうか?

いずれ数字の論理(力関係)で多数決にて決定されるのですが、大塚家具の親子喧嘩のように

企業ブランド毀損のないように祈るのみです。

この株主提案には商社の綱引きも見え隠れしていますが、

そして、次期社長の次はどこから来られるのでしょうか?後ろが透けて見えるのですが、、

 

現在の企業で売上不振の原因をどう見るか?他者(天候や気温、震災等)要因にするのか?

自者要因とし、自分で出来る事を見つけ精度を高めるようにするかで、全く異なるのです。

上記項目以外にも多々あるとは思いますが、「あるある」と同調されても、

その後自社は自分はと振り返ってみてください。果たして、、、

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを

構築する必要に迫られてきています。

経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。

どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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