児玉 千恵子
SNSに慣れた昨今だが、ときにはノイズなしの時空も欲しい・・・「衣服のソムリエ 育成ゼミナール」ボディ&スタイリングフィッター「ベスト-編」
IT化が進み、SNSに慣れた昨今だが、ときにはノイズなしの時空も欲しい。
秋の夜長を、燈火の下で学問に精を出したり、書をたしなんだり、手芸や縫い物をしながら過ごした昔の人々は、趣のある「暮らし」をしていた。
コロナ禍で先が見えない今秋、田舎のおばあちゃんが「チャンチャンコ」を羽織って、せっせと繕い物をする姿や、実家の父親がワーキングベストで畑に出て、採れたての野菜を荷造りしているシーンを思い浮かべてみる。
すると・・・外出を控えめにして、時を持て余すことがあっても、自らのモチベーションを高めたくなる。
趣味や勉学などに勤しむ、そんな令和の秋の夜長も後でなつかしい思い出となろう。(・・・以下、本文より抜粋・・・)
わが国でチョッキと呼ばれていたアイテムが、いつの間にかベスト(米国での名称)と表現されるようになった。
英国ではベストを「ウェストコート」、フランスでは、「ジレ」という。
スーツの下、もしくはブラウスやセーターの上にもスタイリングできる、身体にピッタリとした丈の短いタイプの袖なしの胴着(以下ベストに統一)をさす。
近年は年代を問わず、「おしゃれ上級者」がいっぱい増えている。
ドレスアップしたりダウンしたりと、ベストを楽しんでいる方々を目にする。
・・・(以下、略)・・・
月刊「ファッション販売」10月号、CSと販売力の向上を目ざした 「衣服のソムリエ 育成ゼミナール ボディ&スタイリングフィッター」 書き下ろし連載第9回は、「ベスト-編」。
さて、10月号の主な内容は・・・
◇ ベストの種類と多様な装い
◇ ベストの主なデザイン
◇ ベストドレッサーになるQ&A
◇ フィッティングの専門知識&技術
◇ 体形(型)ごとの補正
◇ ロング・ジレを楽しむ
今号も、児玉千恵子オリジナル「ベストのソムリエ&フィッター技能力テスト」(エキスパート編)を掲載。チャレンジを!
次号は「スタイリング(秋編)&基本配色-編」・・・お楽しみに!
「衣服のソムリエ育成ゼミナール」バックナンバーは・・・
第1回「人の身体と部位名称-編」
第2回「スタイリング&上着-編」
第3回「パンツ-編」
第4回「スカート-編」
第5回「ワンピース-編」
第6回「スタイリング&スカーフ-編」
第7回「ワイシャツ&ネクタイ-編」
第8回「ニット&カットソー-編」
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
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