児玉 千恵子
花を楽しむこともできないほど世の中がトーンダウンしている今だからこそ imagine ・・・
スプリングコートを脱いで、春の街角を颯爽と歩きたい今日この頃。・・・(「花舞小枝」の候なのに、花を楽しむこともできないほど世の中がトーンダウンしている今だからこそ imagine ・・・)
いつもはパンツ姿で、男前な女性たちが、花柄のギャザースカートで現れたら、こちらまでエレガンスな気分に・・・!
スカートは、デザインのバリエーションが多く、はく人の個性を表現するには重宝なアイテムだ。・・・(中略)・・・
スカートを幾つかの文献で、調べてみると、ボトムス(腰より下に着ける服)の仲間で、下半身を覆う衣服と定義づけられている。
お馴染みの「タイト・スカート」「プリーツ・スカート」「フレア・スカート」といったデザインから、その数はおおよそ30種類に届く。また「キュロット」はパンツ型スカートで、「スカンツ」にはスカートパンツの別称もあり、スカートの分類に入れられることもある。・・・(中略)・・・
「シャネル レングス」(ナチュラル レングス)とは、ひざ下5㎝~10㎝のスカート丈をさし、「ガブリエル・シャネル」が、一貫して発表し続けたスタイルだったことから、今日でもそのように呼ばれている。
また、「クリスチャン・ディオール」は、「スカート丈の支配者」と言われたほど、女性の脚がもっとも美しく見える丈を見つけることに熱心だった。
そして・・・イギリスの女優でモデル、歌手の「ツィッギー」(現在70才)が、1967年に、世界中で巻き起こした「ミニ・スカート」旋風については、ファッション業界を担う若い方々も、歴史の中で記憶に留めておきたい。・・・(以下、略)
月刊「ファッション販売」5月号、CSと販売力の向上を目ざした 「衣服のソムリエ 育成ゼミナール ボディ&スタイリングフィッター」 書き下ろし好評連載第4回は、「スカート-編」。
今号も、児玉千恵子オリジナル「スカートのソムリエ&フィッター技能力テスト」(エキスパート編)を掲載。是非チャレンジを!
今号の主な内容は・・・
◇ スカート丈のエピソード
◇ 体形をカバーできるデザイン
◇ フィッティングとサイズ調整 etc.
次号は「ワンピース-編」・・・お楽しみに!
「衣服のソムリエ育成ゼミナール」バックナンバーは・・・
第1回「人の身体と部位名称-編」
第2回「スタイリング&上着-編」
第3回「パンツ-編」
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
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