山中 健

2019 24 May

マーケティング視点でも面白い「ブルックス ブラザーズ」の東京ショー

「ブルックスブラザーズ」2019秋冬コレクション

 「ブルックス ブラザーズ」が青山店オープン40周年を記念して、昨晩ショーを行いました。場所は、神宮外苑にある屋内球技場。東京で多くショーを見てきましたが、ここに入るのは初めてです。

 同ブランドのシンボルカラー、ブルーに包まれたエントラスを抜けると、そこはまさにミニスタジアム。入口でスタッフにベースボールキャップを渡されゲストも野球ムード満点。まるでナイターゲームを見ているかのような気分の中、バットを持ったモデルが登場して、ショーがスタートしました。

 メンズは、ブルックスのヘリテージアイテムをスポーティーにアレンジ。パッチワークや切り替えなどでアメトラをフレッシュに。対してウイメンズはクラシカルでレディライクなルックが中心。ショーの様子はナイターゲームさながらスコアボードの下で、映像を投影もしていました。

 ショーが終わると、スタジアムの売り子のようなモデルが続々と登場。スタジアムはそのまま、パーティー会場に。スコアボードにはショーの映像をリピート再生するとともに、登場したモデルたちを選手紹介風に、映し出していました。

 野球と言えば日米ともに人気のスポーツ。そして同ブランドは侍ジャパンのオフィシャルスーツも手がけています。この野球を軸に、アメリカを代表するブランド「ブルックスブラザーズ」の世界を披露しました。

 伝統のアップデート、キーファクターの新解釈、コト演出、素心の伝達…。マーケティングのキーワードがギュッと詰まったショーでした。

 

 
▼ストーリーにあげたムービーを以下のリンクに再投稿しました。よろしければご覧ください。

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