山中 健
アルマーニが東京国立博物館で魅せた世界観
昨晩、「ジョルジオ アルマーニ」が東京国立博物館で2020プレコレクションショーを開催。私も行ってきました。
コレクションの内容はレポートに別途アップしていますので、こちらでは私が経験して感じたことを書いてみたいと思います。
東京国立博物館でのショーはこれまでも何度か伺ったことがありますが、今回のショーではその設えが素晴らしかったです。
同館の黒門には、同ブランドのマークを描いたパネルを設置。扇のような背景にロゴが浮かび上がったかのようなデザイン。そこを抜けると、提灯が会場へゲストを誘います。
大正天皇が皇太子時代に成婚した記念で建てられた表慶館が今回の会場です。階段を昇ると、そこにはラウンジが。竹林の茶屋を思わせるような和の雅びな世界が広がります。
そしてショーには、富永愛さんやUTAもモデルとして登場。最後に現れたアルマーニ氏の姿に感動しました。いつも拝見しているミラノでのメンズショーでは、チラッと現れて手を振るぐらいですが、今回はランウェイを歩ききりました。
アルマーニ氏は、日本と自ブランドを共通点があると言います。それは独自性。日本は島国だからこその独自性があり、アルマーニはトレンドに流されない独自性があるとコレクションノートに記していました。なるほどなぁと思った次第です。
コレクションレポートには書いていませんが、今回の個人的に印象に残ったのが、メンズモデルの男臭さ。ヘラクレスのような筋骨隆々のモデル、ヒゲを無造作に話したモデルなどが次々に登場しました。ここ数シーズンのメンズショーのモデルとは路線がいかにも異なる感じです。この辺りも同ブランドの独自性ということなのですね。
素晴らしい設えとコレクションを堪能し、上野の森を抜けて家路に着きました。
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