山中 健
2018年印象に残った国内ショー3選
私が見た2018年のショーの中で選ぶこの記事。海外編に続いて、国内編です。
ミハラヤスヒロ
2018秋冬東京ファッションウィーク終了後に開かれたミハラヤスヒロの208秋冬コレクションショー。秩父宮ラグビー場で開かれたこのショーは、ブランド20周年を記念したもの。度肝を抜く演出と、ユーモアあふれるムード。三原デザイナーと話をした人であれば、いかにも彼らしいショーだと言うでしょう。その後、三原さんと話した時、「あれは余興」ですと照れながら語っていたことも印象的でした。
アキコアオキ
今年の毎日ファッション大賞新人賞を受賞したアキコアオキ。今年は3回、東京でコレクション発表を行いました。3月には2018秋冬東京ファッションウィークで、10月は2019春夏コレクションのプレゼンテーションを、そして11月には毎日ファッション大賞の授賞式でミニショーを行いました。3つとも形式が異なり、若いデザイナーだからこそ持つ豊かな発想力を感じさせます。そして、回を追うごとに洗練されていっていることも実感しました。
AT TOKYO
今年の3月に行われたアマゾンファッションのプロジェクト「AT TOKYO」。東京のファッションウィークと同時期にインパクトのあるショーを行っており、国内ショーで印象が残るものの多くは「AT TOKYO」という感じです。このブログでも伝え続けていますが、アマゾンファッションウィーク東京の主催はJFW。アマゾンはスポンサーです。一方「AT TOKYO」は、ショーだけでなく、販売、教育の要素も兼ね添えた新たなプラットフォームです。新進デザイナーの情報発信として役割を果たしてきた東京のファッションウィーク。「AT TOKYO」により、コレクション好きの人々が本当に楽しめるファッションウィークになっていきそうです。
東京ファッションウィーク期間内に行われたショーについては終了直後にレポートしているので、そちらもご覧ください。
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