児玉 千恵子

2019 23 Apr

空間構成に工夫を凝らすとドラマ性が生まれる・・・イージーに決めると・・・

 繊研新聞FB連続小講座『VMDとCS空間の創造』 第11回は、『ドラマ性のある空間構成と什器
(C) DOMINANT LIMITED C.KODAMA
 イケメン4人の演歌グループ「純烈」の、立ち位置(デビュー時6人)が気になっていたが、四つ葉のクローバーのように納まった。
 映画やドラマ、ステージでの役者たちの立ち位置は、監督やカメラマンにとって大切な要であり、観客への情熱の伝わり方も変化する。
 VP作業もしかりで、マネキンやボディ(トルソー・人台・ストックマン)を、2体~5体使って、空間構成に工夫を凝らすとドラマ性が生まれる。
 イージーに決めると、単なるスタイリングに着地してしまう。
 衣服関連のVPでは、90年代の半ば頃から、ボディの高さが全国規模(一部のアパレルを除いて)で極端に高くすることが流行りだした (目立って威勢はいいが、狭い売場では目障りになる)。
 マネキンも服のテイストやブランドを超えて、ツルツル頭のヘアなし(アブストラクトマネキン=抽象マネキン)が、10年ほど前から各地で多用されている (ピーク時よりは、少し減ってきたが)。
 イメージや感性の世界では、「絶対に、それはタブー」といったルールはないが、服のイメージと什器がマッチしないと、メーカーごとの発信が 充分に伝わらなかったり、 最もターゲットとする客層・客筋の感性や美意識に叶っていないケースも出てくる。・・・(中略)・・・

 いずこのウィンドウもステージも店頭も同質化になると心配したが、2~3年ほど前から、・・・(中略)・・・

 マネキンを大別して、メイク仕様の「リアルマネキン」、彫刻的に創られた「スカルプチャーマネキン」、腕と脚のついた「ヘッドレスマネキン」とを 使い分け、空間構成(ボディ含む)を練るとドラマが生まれる。 ・・・ (全文は、4/9の繊研新聞紙上を!)

第1回 2月 5日  『時を超えて息づくVMD』
第2回 2月19日 『庭師の仕事と関連用語』
第3回 2月26日 『VMDのゴールイメージは?』
第4回 3月 5日  『テーマ立案とVPの作業手順』
第5回 3月12日 『三つの「サイジ」とミューズの花』
第6回 3月19日 『色選び・色遊び・色と仕掛け』
第7回 3月26日 『エレガンスな三大山場とは?』
第8回 4月2日   『魅惑のギフトVP』
第9回4月9日   『小道具は引き算のメソッドで!』
第10回4月16日 『シズル感で美味なメッセージを!』

〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
Copyright(C) DOMINANT LIMITED All Right Reserved.