上野 君子

2019 15 Nov

冬はシンプルな鍋物

年間通して、なるべくその時々の旬の食べ物をいただくことにしている。

特に秋から冬にかけては、おいしいものがたくさんあるので楽しみ。居酒屋などに飲みに行っても、あれもこれもと目移りがしてしまう。

 

家では、なんといっても鍋物。作るのが簡単だし、何より野菜などいろいろな食材が一つの鍋でできるのがいい。

豚肉や鶏肉と菜っ葉類をあっさりポン酢でいただく鍋物もいいが、私がよくやるのはポトフ(つまり洋風おでん)。

大根、カブ、レンコン、人参、玉ねぎなどの根菜類、キノコ類、厚切りのベーコンまたはソーセージ、時にはトマトなど、冷蔵庫にあるものを大きめに切って、一度に鍋に入れ、ローリエ(月桂樹の葉)を1枚入れて、水からコトコト弱火にかけるだけ。あとは放っておけば、そのうちに柔らかく味もしみて食べ頃になる。

私はコンソメの素などは入れず、塩と胡椒を少々振るだけ。薄味でも、野菜の風味がほどよく出ていておいしい。大根やカブなどは柚子胡椒をちょっとつけて食べてもおいしい。

 

残ったスープや出汁はとっておき、翌日に雑炊などを作って二次利用するのも、鍋物の楽しみだ。なんとも経済的な食べ物ではないか。