上野 君子

2020 24 Apr

髪の毛を整えるということ

2か月ごとに行きつけの美容院へ行き、カットとカラーをしてもらう。

夏と冬とでは多少、髪の毛の伸びが違うので、暖かい季節になると1か月半位して気になってくるのだが、そこはぐっとガマンしていて2か月に1度の定期的なペースを守っている。

都会の有名店ほどではないが、それでも1回に1万円強かかるから、あまり頻繁には行けない。かといって、髪の毛をのばしたままにしようとか、自分で髪の毛を染めようとは決して思わない。

ある程度の年齢になると、美容院にまめに行っているか行かないかは明白に出てしまう。

 

新型コロナウイルスの感染拡大のさなかではあるが、2か月前に予約しておいた通り、今週、電車に乗って隣町にある美容院へ行った。

こういう時だからこそ、髪を整えるのは大事と私は思う(一晩寝ると、元通りであったとしても)。

いつも満席状態の人気店だが、店内はいつもの半分。前回と違って、美容師さんたちは皆マスクをつけ、入口では消毒液を差し向けられた。

「早めに終わらせるようにしましょう」ということで、効率よくやってくれて、通常はたっぷり2時間かかるところ、1時間半程度で終了。

 

私は美容師さんとあまりおしゃべりをする方ではないが、それでももう10年越しでお世話になっている人なので、話はどうしても昨今のコロナにおよんだ。

売り上げは半分。アシスタントは全員休ませているという。

感染を恐れて外に出たくないからか、家にいることが多くなったから美容院代を節約しているのか… お客が減っている理由を聞くと、その両方であるらしい。

 

数年前に独立し、新興住宅地で自分の店を開いたその人(つまり経営者)は、近く2店舗もオープンするやり手。まだ40代初め頃だから、いくらでも挽回できるだろう。

また2か月後の予約を入れて、店を後にした。

 

飲食店も、若くてエネルギーのある人たちは皆がんばっている。

店内の客数や営業時間が減った分、積極的にテイクアウトも開拓。

アルバイト人員はお休みしてもらわざるをえないが、その分、1人や2人で何から何までがんばってこなしている姿を見ていると、早く以前の状況がもどりますようにと祈るばかりだ。