厚くもなく薄くもない中間素材、季節感を自由に表すカラーをブロッキングしてさらなる素材を楽しむ技が見られます。
　モンドリアン調のアーティスティックなものから手作りのパッチワーク風のものまで様々ですが、今シーズンはモチーフのポイントの置き所、カラーの主張が明確に感じられる巧みな切り替えなど、見慣れたはずのブロッキングに新鮮な魅力を感じます。
　黒でフレームを取りアーティスティックにしたり、大きな切り替えでパネル風に見せたり楽しさだけではない大技が光っています。
　特に色味を統一して素材を変えたもの、透けるもの、光るもの、プリーツなどを組み込みテクノロジーを感じさせて程よい分量感や美しいシルエットのガーメントになっているのが特徴です。