北川美智子
2019
12
Sep
秋立ち上がり 4 ファーとアニマルプリント
このところ上質なフェイクファーが開発され、本物の毛皮に代わるアウターの分野で様々な展開がなされています。
秋の立ち上がりは重厚な毛皮をイメージした毛足の長いフェイクファー、本物と区別がつかない毛足がくるんとしたアストラカン調、ボアタイプ、シールタイプ、そしてアニマルプリントなどが沢山見られます。
リアルファーに無いカジュアル感、ポップテースト、価格や扱いやすさが特徴です。
フェイクファーはエレガンス面でもカジュアル面でも新しい方向性を生み出しました。
何時の時代でも好き嫌いを問わず動物への関心は絶えることはありませんが、最近のフェイクファーの発展は毛皮やアニマルプリントをより身近なものとして、高級感を持ちながら使いやすく着やすいウエアを作っています。
本物?フェイク?と確かめたい気持ちを起こさせるもの、見慣れているのに新鮮味を感じさせてくれるのは素材に加えてコスチュームデザイナーやクリエーターが触発され新しいジャンルを切り開いてくれるからであることは間違いありません。