クリスマスは赤のランジェリーというのは、昔から定番。黒やゴールド、グリーンもいいけれど、結局は赤に帰着するような気がする。年末年始、さらに中国の旧正月まで長くひっぱることができるのも人気の秘密だ。

今年はどうなのだろうかと思って、2019年秋冬シーズンの各社展示会の写真を見直してみた。やはり、ブラ＆ショーツからニットインナー、ラウンジウエアまで、赤が必ず構成されている。赤といっても、濃いピンク系から、ワイン系の落ち着いたものまでいろいろあるが、このシーズン独特の華やいだ雰囲気にしっくりくる。

この際、上に着る服とのマッチングにはあまり神経質にならずに、外からは見えないランジェリーならではの楽しみ方をしてみたい。 

ホリデーシーズンをロマンチックにという提案（トリンプ「天使のブラ」）

ポップな眼の柄の刺しゅうレース（シュット！）

メンズも赤が必須。なめらかな肌触りのボクサーブリーフ（シュット！）

上質感あるスマイルコットン綿100％天竺を使ったリュックスシリーズの新色も赤（フリープ）

濃色の花柄プリントのランジェリーに起毛素材のラウンジウエア（キッドブルー）

Tシャツトップからドレス、コートまで、赤と黒のコントラストが目を引く（ワコール「ワコールディア」） 

そういえば、この時季に玄関先を飾るクリスマスリースも、クラシックなリースからナチュラルな雰囲気のスワッグ、またシンプルでモダンなデザインまで、今やよりどりみどり。色もシルバー、ゴールドなどのメタリック系、ブルー系と多彩だが、あまり色彩のない寒空の下では、やはり赤が入っているとホッとする。 

赤という色は理屈抜きに、暗く寒い季節に、明るさや賑わい、そして高揚感をもたらしてくれるのだ。