武田 尚子

2020 02 Nov

「インナーレイヤリング」という新発想

11月に入って、今冬の防寒対策が気になるようになってきた。
今年もあたたかな肌着などが各社から発表されているが、単独の商品の機能性に限らず、「インナーレイヤリング」という新発想で防寒を提案しているのがグンゼだ。

つまり、「秋だから薄手、冬だから厚手」と気温によって身に着ける肌着を変えるのではなく、気温やシーン、アウターとのコーディネートによって、肌着を選ぼうというもの。特に、肌着を重ねるという発想が新しい。

確かに、春夏シーズン向けのものも含めて、私たちは多様な種類の肌着を持っているわけだが、これらを組み合わせることによって対応するというのは実にスマートで、理にかなっている。上手に選べば、冬の着ぶくれや動きにくさも解消するというわけだ。

グンゼでは、20代から50代まで男女457名の調査をもとに、気温別、洋服別の肌着の選び方を具体的に特集サイトで紹介している。



同調査によると、既に多くの人がこの重ね着を実践しているようで、こういうアドバイスも楽しみながら自然に受け入れられるのがデジタル時代の良さなのだろう。

ここではトップスが中心だが、ボトムやタイツ・靴下についても同様のことが言えそう。