武田 尚子
横浜NEWoManオープン
大型商業施設のオープンに久々出かけた。
JR横浜駅と直結するJR横浜タワーにオープンした「ニュウマン横浜」。
来館予約制、入口と出口の導線が一方向になった整列入店と、コロナ対策がされている中でも、それなりの賑わいを見せており、新しい刺激を待ち望んでいた人々の心情があらわれていた。
ニュウマン新宿に続き、この横浜に2店舗目の直営店をオープンしたのが、「ランジェリーク」(カドリールインターナショナル)。
3年目に入る新宿店の実績の上に立った、新たな挑戦となっている。
「ランジェリーク」は、新しいコスメブランドなどビューティ関連が充実した「ニュウマン横浜」3階に位置する。
館内の商空間を特徴づけているのが、随所に使われている白とグレーを基調にした多様な柄のタイル。それと店内の壁の翡翠グリーンが自然に馴染んでいる。
同ブランドの全ラインが一堂に見られるほか、フランスから買い付けた雑貨なども展開していて楽しい。
このほか、ランジェリー関連の出店としては、6階にあるベイクルーズグループの「エミリーウィーク」がある。2017年にスタートしたブランドだが、直営店は梅田大丸に次ぐ2店舗目で、関東圏では初の店舗になるという。
「生理週間を軸に、女性の4週間のバイオリズムに寄り添ったライフデザインの提案」をコンセプトに、天然素材を中心にしたナチュラルで快適な雰囲気となっている。
最近、サニタリーショーツは世界的にも注目アイテムとして浮上しているが、店全体のコンセプトのベースを女性の生理においているところが新しい。
「ニュウマン横浜」の全体を見渡すと、1階ターミナル路面側の「ブルーボトルコーヒー」をはじめ、低層階のラグジュアリー系ブランドから高層階の飲食店まで、100以上のテナントが入り、都会的で洗練された商業施設が登場したという印象。
商業施設が密集する駅ビルの中で、ゆったりと落ち着いた雰囲気が体験できる(空間デザインは、パリ在住の気鋭の建築家、多根剛)。
が、正直にいうと、新しさや洗練さがあふれているなかで、疲労感を覚えることも否めない。社会復帰(?)しながらバランスのよい生活をしていくことが大切と、自分に言い聞かせた。