ランジェリーのディスプレイは、アイテムミックスや重ね着でランジェリーの着こなしを喚起させてくれるものが欲しい。

ここで紹介するのは2か月以上前のものだが、ロンドンとパリの店頭で撮ったもの。

特にブラジャーは単体ではなく、パジャマシャツやローブなどの羽織物をうまく組み合わせている。

季節柄、特にロンドンではヴァレンタインデーを意識した演出が多かったが、ありきたりの陳腐な感じにならないところはさすが。

現実の生活ではそういうふうに合わせることはあまりないというものもあるかもしれないが、ファッションとしての広がりを感じさせてくれるものが購買意欲をそそる。

大型百貨店とは一線を画し、パリのモードを発信し続けている「ボンマルシェ」。

背中のデザイン性に富んでいるのが昨今のブラのトレンドだが、その特徴をさりげなく見せたディスプレイ。「リヴィ」はパリでもロンドンでもモードな百貨店で大人気の新進ブランド。

最近、人気復調している「エレス」。あたたかそうなニットのホットアイテムとレースのブラを、紫がかったフーシャで統一。

パリの街角で見かけたフランスのランジェリーチェーン「エタム」のポスター。ブラとパジャマシャツの組み合わせが若々しくおしゃれ。

ロンドンの「リバティ」。歴史的建造物にリバティプリントのシルクのナイトウエアがしっくり合う。

ロンドンでモード満載の高感度百貨店といえば、「セルフリッジ」。広々としたランジェリーフロアのエレベータ周りには、ブランドミックスによるマネキン数体のディスプレイが。白を基調とする計算された色合いが美しい。

ナイトウエアが多ブランド集まっているのも「セルフリッジ」の特長。ヴァレンタインにちなんだ赤やハート柄もカジュアルでありながら非常に洗練されている。ブラを重ねて。