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2020
01
May
「ロエベ」ファンデーションとパリ装飾芸術美術館が第4回目となる「ロエベ」ファンデーション クラフト プライズの開催延期を発表

(写真:2019年の授賞式)
「ロエベ(LOEWE)」ファンデーション(ロエベ財団)とパリ装飾芸術美術館は、第4回目「ロエベ」ファンデーション クラフト プライズを、2021年春まで延期すると発表した。現在の世界の状況と世界的なCovid-19のパンデミックの広範囲にわたる影響を受けての決定だ。
現代のクラフトマンシップにおける卓越性と革新を称えるため、2016年に「ロエベ」ファンデーションによって設立され、毎年開催しているクラフト プライズは、今回で4回目。「ロエベ」のクリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンが発案した同賞は今日の文化におけるクラフトの重要性を認知すること、また、未来の新たなスタンダードを創出する革新的な才能やヴィジョン、および意志を有する職人を評価することを目的としている。 同賞の設立は、「ロエベ」が1846年に職人の工房(クラフトワークショップ)として創業したことを起源としている。
クラフトへの取り組みはこれまでと変わらず、「ロエベ」ファンデーションは「ロエベ」のインスタグラム上でのオンラインイベント「ロエベ エン カサ(LOEWE EN CASA)」でアートやクラフトの世界をリードする人のワークショップを紹介するなどクラフトをサポートしていく。
第4回目のクラフトプライズ ファイナリストは、専門員会によって今年初めに選出。 ファイナリストは、最近卒業したばかりの新人アーティストからすでに名があるアーティスト、 その分野ですでに著名な指導者まで、6大陸と18の異なる国から幅広く選ばれた。ファイナリスト選出者の共通点は、現代クラフトの発展に非常に重要な貢献をもたらしたという点だ。新たな創造性と明るい兆しをもった来年の開催が楽しみだ。