アパレルウェブ メゾンニュース

2020 15 Feb

「ロエベ」ファンデーション クラフト プライズのファイナリスト30名を発表

 「ロエベ(LOEWE)」が2020年「ロエベ」ファンデーション クラフト プライズのファイナリストに選ばれた30名のアーティストを発表。各ファイナリストの作品は、パリの装飾芸術美術館で2020年5月21日~7月12日の期間、展示する。

 毎年開催される同プライズは2016年にロエベ ファンデーション(財団)が立ちあげたもので、近代のクラフトマンシップにおける卓越性、芸術的価値、そして新しさを称えることを目的にクリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンが生み出した。同アワードは、今日の文化におけるクラフトの重要性を認知し、また、未来に向けた新たなスタンダードを生み出すイノベーションを起こす才能、ビジョン、そして意志を有する現役の芸術家を称えることを目的としている。同プライズは、1946年に複数の職人による工房として始まった「ロエベ」の起源に敬意を表するものだ。

 第4回となる「ロエベ」ファンデーション クラフトプライズ。今回の作品は、素材を扱う卓越した技術、伝統技法の再解釈、そして革新に挑むチャレンジ精神を証明するものとなった。今回選出された芸術家の多くは、本来は芸術作品を目的としていない素材やアップサイクルされた素材を取り入れ、偏在的テーマとしての有機的形状を通じて自然界に関する懸念を表現している。

 ファイナリストの拠点は6大陸、18か国と幅広く、全世界107か国の職人から応募された2,920点(前年比+15%)もの作品から選考委員によって選出された。

 「ロエベ」ファンデーション クラフト プライズの受賞者は、2019年の大賞受賞者である石塚源太を含む、デザイン界で活躍する人物12名で構成される審査委員によって選出される。受賞者には50,000ユーロが授与され、結果発表は2020年5月19日にパリの装飾芸術美術館にて開催される「ロエベ」ファンデーション クラフト プライズのオープニングで行う。

 

■ファイナリスト作品(一部)

写真:「Fusion 19-07」鵜飼 康平(日本)

写真:「聴涛 Listening to the Waves」崎山 隆之(日本)

「ロエベ」公式サイト