繊維ニュース 編集部ブログ

2021 08 Jun

令和の箕面船場

 【大阪本社】かつて大阪市内の繊維産業の集積地、船場をそのまま北摂の箕面市に移そうという計画があった。移転先の地名も船場となり、その後の昭和・平成の紆余曲折を経て、元祖・船場とは異なる新たな姿を令和の時代に現しつつある。市内から直結する鉄道路線の延伸開業も3年の延期を経て具体化し、新駅予定地の周りに新しい建物も姿を見せ始めた。写真の箕面市立文化芸能劇場は、「箕面の名の由来と言われる『箕』と、箕面船場地域を象徴する『繊維』をモチーフとした『織りのスクリーン』」(公式サイトより)を外観にまとう。街の姿が変わっても船場のスピリットが形として残るのは何やら心強い。(酒)