繊維ニュース 編集部ブログ

2020 22 May

涼しくなる和柄?

 

【大阪本社】5月も後半に入ると、蒸し暑くなってきた。マスク着用で息苦しさも増し、蒸れやすいので無意識に外しては着け直している。全国的に自粛解除へ向かっているものの、せきエチケットの奨励はやみそうにない気がする。これから夏本番を迎えると思うと少し憂鬱(ゆううつ)になった。

 ユーモアあふれるデザインでそんな気分を一時忘れさせてくれたのが画像の逸品。タオル製造卸の日繊商工が常設するショールームで見つけた。

 同社は湯船にゆったり漬かるお風呂文化を楽しむアイテムとして、手拭い風タオルを企画している。ガーゼのような柔らかさとパイル特有の優しさを併せ持ち、デザインモチーフは和柄を踏襲しつつも、カジュアルかつポップにアレンジされている。

 唐傘小僧や河童など古くから日本で伝承されているので、和柄としてラインアップするのもご愛嬌か。恐怖で背筋が凍るというより、どこかとぼけた印象で、新型コロナウイルス禍による不安や緊張がほぐされる心地がした。

 そういえば妖怪「アマビエ」も流行中らしいので、日本のお化けや妖怪が癒しキャラクターとして再ブレクするかもしれない。(和)