繊維ニュース 編集部ブログ
2020
10
Sep
3Dプリンタ
【大阪本社】愛媛県・今治産地の伊予屋タオルの小田茂貴社長は、ハードウエア、ソフトウエアに関する知識が深く、自身で工場内の機器の細かな改良部品も作る。
3Dプリンタを使っているという話を聞き、興味が湧いたので、実際に作ったものを見せていただいた。写真は自社の作業に最適化したミシンの試作品だ。
社長は、「思い付きで作ったものだから、うまくいかなかった」と言うが、金属部分を除いて、樹脂の大部分は3Dプリンタで作ったもの。
社長いわく、図面が引けなくても、今はインターネット上で手に入るいろいろなデータもあるから、簡単になったとのこと。「興味があるなら、やってみるといい。面白いよ」と勧められた。
社長自身は、仕事以外でも、お子さんの夏休みの宿題の工作などを3Dプリンタで手伝うことがあると言う。
ちなみに写真右側の電子基板はマイコンで、そのプログラムでミシンの動きを制御できるか――までも含めた試作品だそう。そのレベルの人の「簡単」を信じて手を出してよいものか、いまだ考えあぐねている。(酒)