【中国・四国支社】最近は、各種コンテストのライブ配信も目立ってきた。先日も、学生服や企業ユニフォームの販売を手掛ける日進商会（沖縄県糸満市）が、「学生かりゆしウェアデザインコンテスト」のグランプリ授賞式の様子を動画投稿サイトで配信していた。

　同コンテストは産業教育の振興、将来の担い手育成を目的に、沖縄版アロハシャツとして親しまれるかりゆしウエアの作品を表彰するもの。

　カジュアル部門のグランプリに輝いたのは、県立那覇商業高校2年、羽地若菜さんの「パイン」。濃い地に鮮やかな色使いのパイン柄を配している。羽地さんは「自分らしいものを考えた時に、パインが浮かんだ。地が濃い目なので（パインは）明るい色使いに気を使った」とコメント。

　式典で大城直也社長はこうした想像力を称えた上で、「誇りと自信を持ってさまざまな活動にチャレンジしてほしい」と学生らにエールを送った。有事の今、デジタル技術による地道な発信は、未来への一歩になりうる。そう感じさせられる式典だった。

（小）