繊維ニュース 編集部ブログ

2020 01 Oct

イチゴの生産と品種

 

【大阪本社】江戸時代末期にオランダ船で長崎にもたらされたことから「オランダイチゴ」と呼ばれていた。当時は観賞用で現在栽培されている食用のイチゴはフランスや英国、米国などから輸入されたものを品種改良を重ねて現在に至っている。

2019年産の全国いちご収穫量は16万5200㌧、うち栃木県の収穫量は2万5400㌧で日本一を誇っている。(都道府県別いちご収穫量2019年産、農林統計)

各県栽培品種は、栃木県、①とちおとめ、とちひめ、②福岡県、あまおう③熊本県、ゆうべに、ひのしずく④静岡県、紅ほっぺ、きらぴ香⑤長崎県、ゆめのか⑥愛知県、章姫⑦茨城県、とちおとめ⑧佐賀県、いちごさん⑨千葉県、とちおとめ⑩宮城県、もういっこ⑪群馬県、やよいひめ⑫埼玉県、とちおとめ⑬香川県、さぬきひめ⑭宮崎県、さがほのか⑮紅ほっぺ。(農林水産省「平成30年産作物統計」を基に該当する自治体に聞き取り作成)。80年代にグルメブームがおきて以降、消費者の舌が肥え、酸っぱさを和らげ、より甘く、最近では色形よく、大きく、高価なものが出回るようになった。(博)