繊維ニュース 編集部ブログ

2025 09 Apr

モアレで原糸を抽象化

 【大阪本社】カジグループ(金沢市)の産業観光を兼ねる織布新工場「カジファクトリーパーク」を訪問した。敷地内には誰でも利用可能な公園があり、工場前の通りにあるパブリックアートも目を引く。建築家・陶芸家の奈良祐希氏が手掛けた作品で、細い炭素繊維複合材料を331本使用。その1本ずつを5度ずつさまざまな方向に傾けてモアレ現象を創出し、「原糸」の抽象化を表現しているという。モアレは同じパターンを重ね合わせたときに視覚的に生じる干渉縞(かんしょうじま)のこと。印刷物や画像では発生しないよう対策することも多いが、作品として見ると不思議な感覚を楽しめる。(星)

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