繊維ニュース 編集部ブログ

2018 30 Nov

エコが後押し

 【東京本社】三井物産アイ・ファッションは27、28日、「19秋冬MIF総合展示会」を東京で開いた。写真はエコダウンの「サーモフィル」「サーモフィル・ハイブリッドダウン」のコーナーである。

 サーモフィルはリサイクルポリエステル100%の中空糸を使った羽毛状中わた。糸に隙間があるため、軽く、暖かい空気を保ち保温性が高い。サーモフィル・ハイブリッドダウンはリサイクルダウン70%とリサイクルポリエステル30%の混率。このリサイクルダウンも日本国内で回収された羽毛製品から取り出した羽毛を洗浄・精製加工している。

 同展では再生カシミヤ、ポリエステル100%のエコボア、モダクリルのエコファーなども出品。製品での撥水撥油(はっすい・はつゆ)加工「パワプロダクツ」も生地加工に比べて捨てる部分が少なく、サステイナブル(持続可能な)生産方法とも言える。同質化の中で、エコであることが消費者の最終判断を後押しする。(康)