繊維ニュース 編集部ブログ
2020
08
Dec
つなげて元気に

【東京本社】「銀座もの繋ぎプロジェクト」が再始動した。新型コロナウイルス禍で活気を失った銀座の街を元気づけようと、4月に老舗和菓子店「木挽町よしや」の3代目・斉藤大地さんが始めた。参加店の物々交換を通して店の魅力を会員制交流サイト(SNS)で発信。斉藤さんは徒歩と自転車で銀座の街を駆け回ったと言う。
参加店には個人経営の老舗から、松屋銀座、ユニクロトウキョウ、無印良品銀座といった大型店まで幅広く、SNSを見た人から銀座の街にエールが届き、参加店同士の結び付きも強まったそうだ。ユニクロトウキョウでは、参加店(企業)のロゴなどをあしらった記念Tシャツを販売中。松屋銀座は「モノ繋ぎプロジェクト展」を開くなどした。
8月に100回(店)を達成して一区切りつけ、このほど銀座生まれの演出家・宮本亜門さんから再始動。「何とか元気にしたい」という一人の若者の熱意は、モノから人をつなぎ大きく広がる。(直)