繊維ニュース 編集部ブログ

2020 07 Dec

できることを淡々とやる

 

 【大阪本社】新型コロナウイルスの感染拡大以降、趣味であるサッカー観戦からすっかり遠ざかってしまった。

 例年は、カテゴリーを問わず、何らかの形で数試合、スタジアムに足を運ぶが、今年はゼロ。このままシーズンが終わってしまう――との焦りにも似た感情もあり、先月、三重県の伊賀上野まで試合を見に行った。

 伊賀上野は女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)に参加する「伊賀FCくの一・三重」のホーム。試合会場の吹きさらしの芝生席は“3密”には成り得ない状況。その点は安心できたが、少し寂しい気分にもなる。

 今季は、どのリーグも日程的に異常なシーズンで、個人的には盛り上がりに欠けた残念なシーズンだと思う。

 それでも、ピッチでは選手が躍動し、声がこだまする。メインスタンドも数こそ少ないが、熱心なサポーターが手拍子(声は出せない)で選手を後押しする。

 少し離れた場所からその風景を眺めながら、逆境の中でもやれることを淡々とやるしかないんだな、と再認識する。

 この日はホーム最終戦で、試合後に入場券の通し番号で豪華賞品がもらえるというイベントがあった。運営サイドの営業努力にまんまと乗せられ、抽選発表が行われる遅い時間までスタジアムに残ることになった。なお、抽選には外れた。(酒)