繊維ニュース 編集部ブログ
2020
18
Aug
新型コロナ禍での大規模ショー
【東京本社】仏ブランド「ルイ・ヴィトン」が中国・上海で大規模なファッションショーを開催した。外灘の埠頭を舞台に、21春夏シーズンのメンズコレクションを披露。ネットでリアルタイムで視聴したが、フィジカルでの大規模ショーにまず驚いた。
観客も1千人以上いたようで、中国人セレブやファッション関係者が集結。新型コロナ禍の影響で、同ブランドのメンズアーティスティック・ディレクター、ヴァージル・アブロー氏は現地に行けず、仏本国のスタッフも上海にいない。それでもショーを成功させた。もちろん大半のモデルは中国人で、見守った観客も中国人が中心。しかし、ブランドの根幹やポップなイメージをしっかり演出していた。
特にアブロー氏のストリートテーストや多様性を演出するのは相当難しかったはずだ。リモートでの確認作業が多発したと推測するが、それにしても「ルイ・ヴィトン」の総合力を見せつけた。次回は東京でのショーも予定されている。果たして。(市)