繊維ニュース 編集部ブログ
2018
01
Aug
メトロに乗って
【東京本社】会社が神田駅の近くということもあり、東京メトロを利用する機会が多い。関西から東京に出てきた頃は路線の多さに迷うこともしばしばあったが、現在ではかなり慣れた。特に良く使う銀座線では「各駅で何両目に乗ると出口に近いか」もだいたい把握できるようになった。
先日、「ミラノ・ウニカ(MU)」の取材でイタリアのミラノ市を訪問した。ホテル近くのミラノ中央駅(チェントラーテ)から展示会場までメトロで通う。MUの取材(ミラノ滞在)は2年連続のため、余裕がある。昨年は迷った乗車券の購入も問題ない。銀座線とまでは言わないがすっかり慣れた。
2日目の朝、メトロの駅へ向かう途中、「チェントラーテ駅はどちらですか」とイタリア語っぽい言葉で尋ねられた。イタリア語が話せないため身振りで教える。朝飯前だった。3日目は乗る路線を変えてみる。観光地で有名なドゥオーモで乗り換える経路。いつもより時間はかかったが、メトロでの移動を満喫した。
MUが無事閉幕し、ホテルへの帰り道、ぼんやりして、いつも乗り換える駅が過ぎてしまった。でも大丈夫、ドゥオーモ駅で乗り換えればいい。が、ぼんやりが続いてそれも乗り過ごした。結局、降り立ったのは全く見知らぬ駅。メトロに乗り慣れたはずの男はしばし途方に暮れた。
(桃)