繊維ニュース 編集部ブログ
2019
13
Jun
途切れた流れ
【大阪本社】久々の福井出張につき、以前の行きつけの店へ。約2年ぶりの訪問だったが、入店するなり「あら、お久しぶり」と女将さん。幾度も通ったとはいえまだ覚えてもらっていたことをうれしく思いつつ、相変わらずの絶品料理の数々に舌鼓を打った。
前任の北陸担当である先輩に教えてもらったこのお店。当時は近所に支局兼住居があったこともあり、通った。メニューに価格は一切書いていないが、高くはない。食材にも大きく左右されるが、飲んで食べて一人で5千円から1万円に収まる。もちろん、少しのお酒とつまみだけならもっと安くつく。海鮮を中心としたその日のお薦めを吟味して刺身などを頼み、カウンターに盛られたその日の大皿料理から幾つかを選ぶのが定番だ。何を選んでも、とてもおいしい。
しばし女将さんと近況を報告し合う。聞けば、前任者もたまに顔を出すという。年に数回あるかないかの福井出張時には必ず顔を出しているようだ。この律儀(?)な前任者からお店を引き継いだ身としては流れを絶やしたくなく、自身の後任にもこの店を勧めた。後任も「一回行ってみるわ」との回答。この回答が半年以上前か。
女将さんによると、それらしき人は一回も来ていないとのこと。素性を明かさず訪れた可能性もなくはないが、一人で行けばカウンターに通され、話好きの女将さんと会話しないわけもない。おそらく行っていないのだろう。流れは途切れてしまった……。後任のあなた!早く行くように!(武)