繊維ニュース 編集部ブログ
2019
14
Jun
上海でごみ分別 「今度こそ!」
【上海支局】上海でごみ分別の準備が着々と進んでいる。7月1日から施行される「上海市生活ごみ管理条例」を前に、私が住んでいる団地では先週、生ごみ専用ごみ箱が各家庭に配られた。「繊維ニュース」上海支局のあるオフィスビルでも、生ごみとその他のごみに分かれた新しいごみ箱(写真)が設置されたばかりだ。
上海では95年からごみ分別の試みが始まり、この四半世紀さまざまなルールが作られてきたが、誰も守っていなかった。私も罪悪感を覚えつつ、生ごみから危険物までごちゃ混ぜで捨ててきた。
こうした中、今回の条例では、個人に最高で200元、企業・団体には5万元の罰金を科す。街のあちこちに設置された新しいごみ箱から、当局の「今度こそ!」の意気込みが伝わってくる。
肝心の捨てる側である市民の反応も上々。SNS「微信(ウィチャット)」のモーメンツでも、ごみ分別の話題が増えている。新しい分別用ごみ箱の写真をアップし「おー、いよいよ始まるぞ~」といった「期待とコーフン」を表した肯定的なコメントが多い。
何とか定着してほしいものだが、果たして…。
(祐)