繊維ニュース 編集部ブログ
2018
22
Jun
勝つべくして勝ったコロンビア戦
【大阪本社】サッカー・ワールドカップロシア大会で日本代表はコロンビアとの初戦に大方の予想を覆す形で勝利した。平均視聴率は48・7%、勝ちが決まった瞬間は55・4%と驚くべき数字をたたき出し日本中がにわかにサッカー熱に包まれた。
早くも国内メディアからは“サランスクの奇跡”とその金星をたたえられ、海外からも日本代表は賞賛されている。だが、コロンビア選手は試合開始5分も経たずに反則で10人になり、さらに後半に選手交代で出場した前回大会の得点王のハメス・ロドリゲス選手の調子はいまひとつ。日本は周到な準備を感じさせる内容で、11人と数的に終始有利な状況を生かし切った。
今回の勝利は奇跡というより、勝つべくして勝ったものだと思う。
次のセネガル戦に向けて気掛かりなのはコロンビア戦で日本代表の課題とされてきたパスミス、決定力不足、ピンチ時のクリアミス、連携不足が所々で見られたこと。
ポーランドに競り勝ったセネガル戦は、日本が押される展開になるのは目に見える。日本が数少ないチャンスを幾つ物にできるのか。これが勝利を決する鍵になるだろう。これまでの課題をいかにクリアするのか。試合を見るのが楽しみだ。(学)