繊維ニュース 編集部ブログ
2020
30
Jan
私に身近な新型ウイルス
【大阪本社】伊丹空港発の飛行機で29日午前9時前、羽田に降り立った。播州織総合素材展をレポートするための出張だった。
ところが、着陸後しばらくしても、飛行機は止まったまま。駐機場に行っても扉が開かない。空港で急病人の搬送があるようで、降機が遅れるとの話だった。定刻に到着し、ベルトの着用サインが消えるなり、さあ、出ようと立ち上がった乗客たちも、意気消沈した様子。
後にニュースで、新型コロナウイルスの感染が広がる武漢から日本人を退避させるための、政府のチャーター便がこの時間に羽田に到着していたことを知った。搭乗者206人のうち3人の感染者が確認されたそうだ。
国内初の感染者は、私の住む奈良県で出るし、東京では、同じ時間にとても近くに罹患(りかん)者がいた。感染者がどういうわけか、自分の近くにいた偶然に驚く。展示会ではこの伝染病の影響もあって、主催者側も来場客もマスクをした人がかなり目立った。
(学)