繊維ニュース 編集部ブログ

2018 19 Sep

揺られて眠る心地よさ

 【東京本社】日本に来た外国人が驚くことの一つは、電車での居眠り。公衆の面前で窃盗の心配もせず……というのが驚きの理由。筆者も、気が付くと寝ている口だ。

 電車の一定周期の揺れが眠りを誘発するらしい。これを応用したのが「揺動(ようどう)ベッド」。ベビー用、福祉用、一般用がある。主に電子機器の委託開発・設計を手掛けるアイクォーク(福岡県志免町)が大学と共同開発した。

 確かに赤ちゃんには昔から“ゆりかご”があった。抱いて揺らしてもよく眠る。福祉用は緊張した筋肉をほぐし眠りを促すほか、適度な運動にもなるそうだ。なかなか眠れない人も7、8分程度で寝ることが多いという。外国人もベッドなら揺られて眠る心地よさを味わえるかも。(直)