船橋 芳信

2017 27 Nov

テニス孝

テニスは難しい。昨日のレッスンテニスは、厳しかった。
一時間、4人でのレッスンだが、球出しは右に左にと走らされ、
前に飛び出てボレーで決める。相手は、32歳から42歳、スピード、
球の重さもさることながら、脚も速い。スプリットステップをしないと
球の速さについて行けない。一瞬の反射神経が必要だ。
球質も重いので打点を前で打たなければ、球に押されてしまう。
速い球、バウンドして滑るように走るボールを捉えるには、筋力、脚力、
上腕部、腰の動きが柔軟でなければ、ついて行けない。
 ナダルの試合を何度も見る。
なんであんなところに打たれた球を、拾って返せるのか?
相手が球を打った瞬間、ナダルは動きが打たれた球に向かっている。
彼の守備位置は、深く、守備範囲は広い。スピンが強くかかったボールは、
深く返る。返るボールのコントロールは、ライン内、ギリギリに落ちる。
 ナダルを真似ても、真似ようが無い。それにしても強靭なバネのような、
肉体の躍動とボールを捉えては打ち返し、打ち負かす爽快さには、
心を踊らさせられる。
 踊ったついでに、シャドウプレイ、イメージトレーニングは、まるで
ナダルとなったようだ。テニスを考えることは、毎日のウェイトトレーニングを
楽しいものとしてくれる。
 相手は、30歳40歳、イタリア人が相手では、体力向上を目指さないと
テニスのレッスンにはついては行けない。
 単純にして且つデリケートで、筋力、体力を必要とするテニス、
又、冷静にして頭を使い、感覚を研ぎ澄ます反射神経、反射運動、
すっかり嵌ってしまったテニスの罠に、弄ばれつつ、愉しんでいる。