船橋 芳信

2020 24 May

コロナヴィールス下での生活!

コロナヴィールス生活

2ヶ月に及ぶドロップダウンが解除された。此の2ヶ月、事務所へは行けない、

不可思議な時間の中で生活をした。政府の非常事態宣言のもと、国民は監視下管理下に置かれたのである。

社会には、権力に依る立法で、規範を作り、規範、ノームが社会に定着すると、

国民は此のノーム、規範を普通、日常生活上の普通感覚と捉えて行く。

此の事は、国民一人一人が、自分で自分を無意識に統制して行く。

パノプティコン、全展望監視システム、コロナヴィールスの流行は、様々な社会の様相を照らしてくれた。

国民の焦点は、何時此のパンデミック世界大流行が終わるのか?毎日、毎日、イタリア国内での、

コロナヴィールス新感染者数の数字を追う。増えると落胆し、減るとピークに達して、

これから収束へ向かうのではと、淡い期待に心を沿い寄せる。

と同時に日常の周りには、ニュースで医療現場の崩壊した様子が、見えない直ぐ目の前の恐怖を映し出している。

誰一人として、政府、コンテ首相の非常事態宣言に異を唱える物はいない。

自己の保身はともかく、友人,家族の健康は守らなくてはならない。

外に出れない毎日を、何をしたかというと、ひたすら、勉強に勤しんだ。

イタリア語の文法を読む事、と運動、ストレッチに精を出した。

 コロナヴィールスは、イタリアを越え、スペイン、フランス、オランダ、ベルギー、イギリスへと飛び火して行った。

ブリュッセルに住む友人から、オンライン活元運動の誘いがあった。

すぐに賛同し、3日置き、1日休み、夕方6時から約40分活元運動オンラインは、始めて一週間後には

快食、快便、快眠と、健康的な身体作りへと導いてくれる。

活元運動とは、ラジオ体操考案者である、野口晴哉が、動物たる人の体には自然治癒力が備わっている。

其の自然治癒力を導き出す運動の方法を提示した体操で、やる程に、野口晴哉と言う人物の天分に触れて行く。

コロナビールスヴァケーションは、活元運動との出会いを齎してくれた。

そして、食糧買い出しは、長蛇の列、パン屋にも店の外で、列をなす。

それが嫌で、それではパンは自分で焼こうと,出来る物は何でも自分で完結させることにした。

パンを焼いて、始めてパンが出来る工程を学んだ。始めてパンが出来上がった時の感動は、日々薄れて行くが、

その分、新たなレシピを生み出す喜びも積重なって行く。

 仕事から解放されて、やりたい事が山ほどある事に気づいた、コロナビールスヴァカンスだった。