芹澤 絵美

2022 05 Mar

ウクライナ・オン・ファイアー

2週間前からブドウの収穫が始まりました。
鳥との戦いにも終わりが見えてきて嬉しいです。

欧米でコロナ規制が廃止され始めているニュースを聞き嬉しく思いながらも、
ニュージーランドでは入国や隔離に関する規制以外はほぼ緩和されていないので、
まだかなぁと、そろそろかなぁ、と心待ちにしています。

コロナ騒動が終わりかけたなと思ったら今度は戦争が起きました。

私は米大統領選2020以来、主要メディアの報道を真っ直ぐ受けとらないようにあえてしているので、
メディアの報道しないこと、メディアの誘導と違う視点でこの戦争を見ている人に注目しています。

どんな理由があろうとも、他国に軍事侵攻することは望ましくありません。
それは大前提ですが、コロナ騒動、BLM、米大統領選の時と同じく、
ある一方向からの情報のゴリ推しはウクライナ戦争に関する報道でも顕著ですので、
ロシアもウクライナも、主要メディアもみんなそれぞれ嘘をついているという可能性を考慮して、
どちらかにドップリはまらないように、平たく事態をみています。

そんななか、友人からとあるドキュメンタリー・フィルムのリンクが送られてきました。

ウクライナ・オン・ファイアー」オリバー・ストーン製作総指揮2016年。

プーチン氏がいかに狂っているかというニュースやSNSに疑問を持っている方、
情報が偏りすぎているのでは?と思っている方、ウクライナとロシアについて、
偏り無くこれまでに起きた史実を知りたい方にお薦めです。

このフィルムが興味深いのは、
「狂人を作り上げて、民衆を扇動する手法」について触れていることです。
CIAが主要メディアを使っていることはすでに有名ですが、
ウクライナという東西が交わるこの地で繰り広げられてきた「揉め事」、
その手慣れた種蒔きから盛り上げ方まで、その道のプロとなるべく訓練された人々がいることを知ることが出来ます。
まずは被害者を作り、敵となるターゲットを作り民衆に与え、事態をどんどん大事にしていくのです。

平和的なデモを暴力的なデモに変えることも簡単です。
ロゴマークを作り、音楽を鳴らし、同じことを叫ばせ、武器を与え、暴力をエスカレートさせる状況を作り上げていきます。人々を冷静にさせない、常に関心を引き続ける、恐怖を与える。
「金」と「メディア」を使ったプロの仕事です。

反対意見を言うと「敵に味方するのか?!」と袋だたきにされ反対意見を言えない風潮を作る、
それもメディアの仕事です。今はロシアに同情する意見を言うことが難しい空気が出来上がっています。


情報を絶って無知でいるのは嫌だけれど、情報を得ようとすると騙される。
これは、ずっと昔からそうだったことに米大統領選2020をきっかけに気づきました。

そして、どんなに有名なジャーナリストや専門家、尊敬してやまない人物でも、
あっさりとプロの仕掛けにはまる可能性があることも知りました。

今後どうなるのでしょうか?

いずれにしても、マイク・アダムス氏が前から指摘していたように、
世界エネルギー危機は相変わらず継続するし、戦争が長引けば経済危機や食糧危機も現実味を帯びてくる気がします。もう何ヶ月も前から準備を出来るだけしてきましたが、手元に置いていないお金、つまり数字として記載されているだけのものが消えて無くなることも考慮に入れ、再度チェックし直してみるつもりです。

そしてやっぱり!
ネガティブに囚われすぎず、身の周りにある美しいもの、
今ある幸せを存分に堪能しながら生きるのを忘れないようにしたいです。

3/25追記:ウクライナ・オン・ファイアーの続きとも言える「Revealing Ukraine」が2019年にも製作されていました。*こちらはYouTubeなのでそのうち削除されてしまうかもしれません。