芹澤 絵美

2019 25 Apr

冬の準備

あっという間に4月も終わりですね。
こちらは中秋で、木々達も冬の準備に入りました。

ワイヘキ島にあるネイティブ・ツリーは、
どちらかというと針葉樹が多く、広葉樹でもほとんどの種類が紅葉しません。

常緑樹で葉っぱを散らしません。

日中はそれなりに気温が上がり雨もよく降るので、
芝生はむしろ夏よりも青々とし始めます。

そんななか、ブドウの木達が紅葉するので、
グリーンと黄赤のコントラストがとても美しいのです。

ブドウの品種ごとに紅葉のスピードや色が違うので、
谷間のブドウ畑は織物のような美しい模様に丘を染めます。

青い空、紅葉、緑の芝生、
それらが鮮やかに映え合って、特に朝の斜光に浮かぶそれら風景はとても美しいです。

ブドウの収穫も終盤を迎え、あと1日でフィニッシュです。

白ブドウを3月末に摘んで、4月はほとんど赤だと思っていましたが、
Man O' Warでは、一番最後に摘まれるのは白のピノ・グリです。

もちろん80%の白ブドウを収穫前半に摘むのですが、
4月末〜5月中旬まで待って摘むのはスィート・ピノ・グリというワインを作る為だそうです。4月末になると痛み始めたり、自然落果が始まる赤ブドウも多い中、昨日収穫したピノ・グリは茎もしっかりし実もプリプリしていました。