芹澤 絵美

2022 06 Apr

イチゴランナー


今までなんとなく植えてきて今ひとつ期待通りの成課を得られていないイチゴ。
今回はイチゴ栽培の動画を沢山見て、しっかりとイチゴの性質を理解したので、
来年の夏に向けてイチゴが沢山食べられるようにリベンジしたいと思います。

イチゴの苗が園芸店に出回り始めるのは南半球の6月。

6月まで待って苗を購入してもいいのですが、
イチゴの親株から伸びるランナーを使えば無限ループで毎年イチゴが収穫出来ます。

今は4月ですので、ちょうどランナーが伸び始めている時期です。
我が家の庭には前のオーナーが植えたと思われるイチゴが畑のすぐ横に生えていて、
この株は雨が一切降らない真夏にも枯れずに細々と命を繋いでいるすごいイチゴなのです。

もうイチゴを実らせることはないのですが、
毎年ランナーを伸ばしてはクローンを広げているようです。

2〜3年この株のことを忘れて園芸店で新しい苗を買っていましたが、
新しく仕入れた知識を活かして今年はこの株からランナーを採取することにしました。

一番大きな株からはすでにランナー1(子供)が2本と、
ランナー1の先にランナー2(孫)が伸び始めています。

ランナー1はもう根のようなものが出来はじめています。
この部分を土に着くように固定して発根させるのがランナー採取です。

この親株は地面に植えてあるので、
地上部に別のポットを置いてその上にランナーを固定するやり方でもいいのですが、
今年はイチゴ栽培をハンギング・バスケットで行うので、吊された鉢から伸びる空中でプラプラしているランナーを採取する方法でやってみました。
薄いビニールに土を入れ、ランナーにしっかり留め付けます。
その際バナナスライスを発根部分の下に置きます。
カリウムを多く含むバナナが発根を助けるようです。
(動画では良い成課を得られていましたが、本当に成功するのかな??)

中が透けて見えるビニールなので根が発達したのがひと目で分かります。
根がしっかり張っているのを確認したらランナーを切り、定植します。

今年はデッキにハンギング・バスケットを吊して栽培する方法を選びました。
イチゴは根の周りに酸素を多く必要とするとのことで、
今まで鉢や地面での栽培で期待以上のイチゴが採れなかった私はこの方法で再チャレンジ!


イチゴは同じ株を使用し続けると年々花芽が少なくなっていきます。
なので、毎年新しい苗を買うか、ランナーを採取するかして、
いつも新しい苗を植えていくのがイチゴを沢山収穫するポイントです。


ランナーも採取する時期が分からず春先に伸びるランナーを残してしまい、
エネルギーをそちらに奪われ花芽がほとんど出なかったりと失敗を重ねていました。

春先に伸びるランナーはしっかり切る。
夏にイチゴを沢山楽しんだ後、秋口に伸びるランナーを来年用の苗にする。


どうやらこれが基本のようです。


もう苗を買わなくてよい無限イチゴ収穫、
さてさてうまくいくでしょうか?