芹澤 絵美
クリスマスの拾いもの・・・
懲りずにまたコミットしてしまいました・・・。
スターリングの雛への干渉から1ヶ月、
もう自然の生き物にはお節介をやかないと決めていたのに、
拾ってしまいました、、、また雛を。。
愛犬ヒメの散歩中の出来事です。
ヒメは子ウサギをハントしこの日は絶好調でした。
仕留めたウサギは草むらに自分で置きに行き、
次の獲物!とばかりにどこかに走り去っていったのですが、
いつもチェックする大木の下の草むらで何かを見つけたらしく、
シッポを振りながら私の顔をチラチラ見ていました。
ヒメに追いついた私がヒメの足元を見てみると、
最近生まれたばかりの鳥の雛が落ちていました。
私が「あ!」と小さく叫ぶと(これが失敗だった)、
取られちゃうと思ったのか、ん?これは貴重なものなのか?
と思ったのか、ヒメがさっと雛を口にくわえて私から離れていきました。
げげげ!と思った時には時すでに遅し、
犬の歯に挟まれたら脆弱の雛など100%助かりません。
「ヒメ!」と私が叫ぶと、私の足元から別の雛の声が!
声を頼りに草をかき分けると、
ヒメがくわえていった子よりも小さな雛が鳴いていました。
どうやらこの2羽は頭上に大きく枝を広げる木の巣穴から落ちたようです。
この時期は強風に煽られて木から落ちている雛や、
飛行訓練中の雛が地面に落ちているのをよく見かけます。
生まれて間もない雛はほとんど死んでいます。
私が見つけた雛は落ちたばかりなのか、
左足関節が少し腫れているだけで、まだ鳴く元気がありました。
もうちょっと森の中であれば、
近くにいる親がエサを運んでなんとか育てると経験から信じているのでそのまま触らずに置いていくのですが、その大木の下は散歩に来るほとんどの犬が立ち寄るところで、
ネズミなどの小動物をハントする犬のかっこうの餌食となります。
それを知っていて放って置くことがどうしても出来ず、
また自然の摂理に逆らうと知りつつコミットしてしまいました。
ビーク(嘴)の形状から、オウムかインコ系の種類のようで、
いろいろ調べてみると、ロゼッラというインコの雛なのでは?と推測しています。
ロゼッラは私の庭にもよく遊びに来る美しいインコです。
以下、New Zealand Bird Onlineより写真を拝借。
<子育て中のロゼッラ>
<ロゼッラの雛>拾った子にそっくり!
<ロゼッラの雛>飛行訓練中の週齢
しょうじき、無事に育つかどうか分かりませんが、
ロゼッラは種子や木の実、フルーツを主食とするので、
食べ物の捕り方は他の雑食の鳥よりも人間が教えやすそうです。
クリスマスにひろった命、キリスト様の恩恵がありますように。